2026年度 第9回 整形外科フレッシュマン勉強会を開催しました

当教室では、初期臨床研修医・整形外科専攻医・医学生を対象に、実践的な知識と技術を学べる「フレッシュマン勉強会」を定期的に開催しています。

第9回となる今回は、「縫合実習 実践編」をテーマに開催し、実際の組織に近い感触を学ぶため、豚皮を用いたハンズオン形式の実習を行いました。

当日は整形外科に興味を持つ医学生、初期臨床研修医、整形外科専攻医が参加し、学年の垣根を越えて交流しながら技術を磨く貴重な機会となりました。

講義では、創閉鎖の基本原則や縫合器具の正しい扱い方、創縁をきれいに合わせるためのコツ、臨床でよく用いられる結節縫合・連続縫合のポイントについて学びました。

その後の実技では、実際に豚皮を使用しながら縫合練習を行いました。模擬教材とは異なる組織の厚みや抵抗感を体験することで、より臨床に近い環境で手技を習得することができました。

参加者は

  • 針を正確に把持し操作する方法
  • 創縁を整えて縫合する技術
  • 適切なテンションで結紮するコツ
  • 見た目だけでなく強度も意識した縫合法

などについて、上級医や専攻医から直接指導を受けながら熱心に取り組んでいました。

整形外科では、手術手技を身につけるうえで知識だけでなく実際に手を動かしながら学ぶ経験が非常に重要です。今回の勉強会でも、「ただ縫えるようになる」のではなくどうすればより安全で美しい創閉鎖ができるのかを考えながら練習する大切さを学びました。

そして実習の最後には恒例の縫合コンテストを開催しました。参加者それぞれがこれまで練習した成果を発揮し、スピード・正確性・創の美しさを競い合いました。

白熱した戦いの結果、見事優勝したのは医学生でした。学年に関係なく努力次第で技術を身につけられることを実感できる場となり、参加者全員にとって大きな刺激となりました。

当教室では、上級医から学ぶだけでなく、少し上の学年の専攻医が主体的に後輩指導を行う文化を大切にしています。教える経験を通して専攻医自身も成長できることは、当教室の大きな魅力のひとつです。

整形外科は、知識だけでなく「実際にやってみる」ことで成長できる診療科です。当教室では、日々の診療に直結する実践的な勉強会やハンズオンを数多く開催し、学生・研修医・専攻医の皆さんが安心してステップアップできる環境づくりに力を入れています。

ご指導いただいた先生方、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

今後も当教室では教育を重視した実践的な勉強会を継続して開催してまいります。整形外科に興味のある学生さん・研修医の先生方は、ぜひお気軽に当教室までご連絡ください。