各種部門のご案内
  1. トップページ
  2. 各種部門のご案内
  3. 看護部

看護部

「私たちは、患者・家族の皆様が、安心と満足の得られる看護を提供します」という理念をかかげ、その看護実践に取り組んでいます。

概要

看護部は外来診療部門3部署、中央施設部門6部署、入院診療部門28部署に、平成30年8月からハイケアユニットが加わり、合計38部署の看護単位で構成されます。各看護単位は看護師長、主任看護師1~5名、スタッフ看護師、看護補助員で構成されています。
 看護部の運営は、病院の運営方針、看護部の理念・基本方針に則って、重点目標を定め、BSCを用いて具体的な目標や評価指標を明確に提示し、看護部全体で取り組んでいます。また組織の目標を達成するために、看護師長と主任看護師で構成する9つの委員会と5つの連絡会を設けて活動をしています。
 看護提供体制は看護部の理念に基づいた看護実践のために、固定チームナーシング体制をとっています。より質の高い看護を提供するために、チーム内での小集団の活動を通して、患者特性を考慮し創意工夫した看護を実践し、その成果を年1回発表しています。
 看護の発展には人材の育成が重要です。当院では平成23年度から「新人看護職員臨床研修制度」とJ-ARISEと命名したラダー研修を軸に、看護師のキャリア形成に力を入れています。
「新人看護職員臨床研修制度」は「看護基礎技術研修」「部署異動研修」「重症救急部門研修」「他部門研修」の大きく4つの研修で構成されています。「看護基礎技術研修」では約8日間に亘る集合研修で基礎技術を習得します。「部署異動研修」では1年間を通して2部署を異動し、周手術期や化学療法を中心とした看護について知識、技術、態度を習得していきます。「他部門研修」は栄養部、薬剤部、検査部門等で1日ずつの体験学習を行い、チーム医療を行っていくうえで必要な他職種との連携の基礎作りを行っています。「重症救急部門研修」は集中治療部門や救命救急センターで約1週間研修を行います。これらのプログラムの実施により、看護部全体で新人看護職員を育てるという気概が生まれ、成長を支えながら、先輩もともに成長する環境が整っています。
 看護職員が専門職としてやりがいをもって働けることが、患者・家族の満足につながることを念頭に、看護職員の職務満足の向上のための取り組みや看護職員の業務負担の軽減にも取り組んでいます。
看護職員の業務負担の軽減に関しては、各委員会を中心として日々の業務の整理や他職種との業務分担について検討を進めています。
働き続けられる職場環境として育児短時間正規職員制度を積極的に取り入れ、平成30年4月1日現在では89名の看護師が制度を利用しています。夜間保育所も隣接されており勤務が継続できる体制が整っています。
   病院経営にも積極的に参画し、施設基準の取得のための人員確保や新たな診療報酬取得に向けた体制づくりを行っています。

チーム医療

組織横断的に活動している医療チームは、現在「褥瘡対策チーム」「栄養サポートチーム(NST)」「人工呼吸管理安全対策チーム(RST)」「緩和ケアチーム」「感染制御チーム(ICT)」「精神リエゾンチーム」の6つあります。メンバーは看護師のほかに医師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、臨床心理士、臨床工学技士、保育士、医療ソーシャルワーカー等多くの専門職で構成されています。患者・家族に質の高い医療を提供するために定期的にカンファレンス等を実施し、各専門分野で連携をとり活動しています。

看護師の活動の拡大

看護部では看護部以外に医療の質向上・安全推進センター、感染制御部、医療情報部、看護職キャリア支援センター、患者サポートセンター、医師・研究者キャリア支援センターに看護職員を配置しています。看護職員はそれぞれの部門でその役割を果たすために専門性を発揮して活動しており、各部門での看護職員の配置の重要性が認識されています。また、地域実践研修として日光市民病院、那須南病院、西吾妻福祉病院に、平成30年4月1日現在18名の看護師を派遣しています。大学病院では経験できない包括ケア病棟や介護老人保健施設での看護、訪問看護などの多くの経験が、大学病院に戻ってからの在宅移行支援等で力を発揮することにつながっています。
 附属病院が基本的な理念の一つとして掲げる「地域と連携する医療」を実践するために、患者サポートセンターには看護支援室と入退院支援室を設けています。看護支援室では病棟・外来の院内連携はもとより、地域の医療機関、施設、行政等とも連携を密にし、病棟部門の看護師とともに入院時から退院後の生活を見据えた支援を行っています。入退院支援室では入退院の調整を行い、病床稼働に貢献しています。
 また、特定行為看護師育成にも力を入れており、自治医科大学看護師特定行為研修センターでの研修受講の促進と研修修了者の円滑な役割遂行に向けて取り組んでいます。特定行為には呼吸器、循環器、ドレーン、創傷関連等の21区分、更に詳細に38行為に分類されていますが、現在12領域18名の看護師が研修を修了しています。各部署において「特定行為看護師」を積極的に活用できるように取り組んでいます。

看護の専門性の追求

平成30年4月1日現在で、専門看護師は急性・重症患者看護、がん看護、小児看護、母性看護、慢性看護など5分野13名、認定看護師は17分野27名、認定看護管理者7名が業務をしています。高度化、多様化、複雑化する医療の現場で、社会や時代の要請に応えるために、看護職員に対し専門分野の勉強会の実施や院内教育プログラムを担当するなど当院の看護の質の向上に積極的に取り組んでいます。 院外活動では看護協会の研修会や講習会、看護師養成施設の講師やセミナーの講師など県内外で幅広く活躍しています。各専門領域の学会での研究発表や看護関係の専門誌や月刊誌への執筆活動も行い、当院の看護活動を広く紹介するとともに、看護界でも広く活動しています。
 大学病院の看護部の役割として新しい医療や看護の発展に寄与することがあります。当院では院内の研究活動を看護研究委員会が中心となって支援し、看護職員一人一人の研究のレベルアップにつなげています。この活動を通して研究内容の充実が図れ、学術集会への発表も増加しています。
 専門特化した看護師のみでなく、ジェネラリスト看護師の育成にも力を入れています。先に紹介したJ-ARISEと呼ばれるラダー研修では、ジェネラリスト看護師として必要な能力を大きく5つに分け、5つの能力を土台とした研修プログラムを作成しています。院内だけでなく、地域でのチーム医療のキーパーソンとしての役割を担える看護師を目指しています。
これからも看護職員がいきいきと、働き続けられる職場をめざし、そして患者・家族の皆さま、地域の期待に応え続けられるように、課題解決に取り組んでいきます。