教授ぶろぐ(超不定期掲載)
私的免疫学ことはじめ (67) 皮膚筋炎(1)
2023年6月30日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
さて、臨床の話題に戻ります。皮膚筋炎の話です。皮膚筋炎は多発性筋炎とセットで講義でも扱われることが多い疾患ですが、私が学生や研修医だった頃とは疾患概念が大きく変わっています。以前は「皮膚症状のある多発性筋炎を皮膚筋炎と呼 …
私的免疫学ことはじめ (66) AIについて思うこと(2)
2023年6月23日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
藤井7冠がソフトと同じ手を指すのは、もちろんソフトで研究しており、その手を覚えているということがあると思います。プロ棋士の記憶力は桁外れのようですから。ただし、手の流れの全てを記憶しているということは流石にないでしょう。 …
私的免疫学ことはじめ (65) AIについて思うこと(1)
2023年6月13日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
最近世間でChatGPTが話題になり始めましたが2022年の11月に発表され、その後5日間で利用者が100万人を超えていたようです。私は気づくのが相当遅かったと言えるでしょう。話を聞いて4月に初めて使ってみましたが、日本 …
私的免疫学ことはじめ (64) 破骨細胞再訪(10) 逆問題の話
2023年4月21日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
話を元に戻すと、今回解きたい問題は、破骨細胞を誘導できるような TNF + XのXは何か? というものでした。我々の結論はX = IL-6だったのですが、IL-1やTGF-βも解の候補ということになります。「解無し(不能 …
私的免疫学ことはじめ (63) 破骨細胞再訪(9) プロジェクトの補遺その2
2023年4月3日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
その興味深い論文のタイトルは”Osteoclast differentiation independent of the TRANCE-RANK-TRAF6 axis”です。このTRANCEとは何か。これは破骨細胞分化因 …
私的免疫学ことはじめ (62) 破骨細胞再訪 (8) プロジェクトの補遺その1
2023年3月22日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
2016年12月号のArthritis Rheumatol.誌の表紙は興味深いもので、RANKLによる破骨細胞分化の横にTNF/IL-6による破骨細胞分化が並んで骨を吸収している模式図です(O’Brien et al., …
私的免疫学ことはじめ (61) 破骨細胞再訪(7) 阻害すべきはJAKだった
2023年2月20日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
IL-6刺激の影響がStat3KOで消失しない謎、それはちょっと調べてみたらすぐに分かりました。ネットサーフィンで大阪市立大学の免疫制御学のホームページに行き当たり、IL-6刺激からc-Fos活性化のシェーマを見てみると …
私的免疫学ことはじめ (60) 破骨細胞再訪(6) また間違えた・・・
2023年1月27日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
それにしても、TNFとIL-6の組み合わせというのは・・・。2000年頃より関節リウマチに対して生物学的製剤としてTNFブロッカーが導入され、その高い効果と即効性により急速に広まりました。ほどなくしてIL-6阻害薬も使え …
私的免疫学ことはじめ (59) 破骨細胞再訪(5) 陰性対照の方で多核細胞?
2023年1月24日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
陰性対照というのは言い過ぎで、TNF + IL-4刺激のウェルの隣りにTNF + IL-6刺激のウェルを置いておいたのです。IL-6はRANKLによる破骨細胞分化を阻害する、というEndocrinology誌の論文を読ん …
私的免疫学ことはじめ (58) 破骨細胞再訪(4) プロジェクトは再び動き出す
2023年1月17日 教授ぶろぐ(超不定期掲載)
解きたい問題はRANKL ≑ TNF + X Xは何か? というものです。 X = RANKL – TNF と言いたいところですが、元々等号ではありませんし、そもそも算数の問題ですらありません。答えは複数存在するのかも …
