診療科のご案内

高度治療部(HCU)

スタッフ紹介 (令和5年4月1日現在)

部長 講師 齊藤 正昭(一般・消化器外科)
病棟医長 助教 田村 洋行(救急科)
看護師長 藤原 恵美

特色

高度治療室(HCU)とはHigh Care Unitの略で、集中治療室(ICU)や虚血性心疾患を専門とする冠疾患治療室(CCU)と並ぶ重症集中ケアユニットのひとつです。概念的にはICUやCCUと一般病棟の中間に位置し、急性期及び重症患者を対象とした安全で質の高い医療サービスの提供と高度な看護を実践する全科混合病棟です。外科系診療科の大きな手術の術後、院内の重症患者、救命救急センターを受診した重症な患者さんなど集中治療が必要な患者さんをHCU入室の対象とし、病気や手術後の状態が安定した段階で、一般病床に移動していただくこととしております。


HCUには、以下のような特徴があります。
  1. 監視装置: 患者の状態をリアルタイムでモニタリングするための高度な医療機器が備えられています。これにより、心拍数、血圧、酸素飽和度などの重要なパラメータを確認し、必要な場合には迅速な対応が可能です。
  2. ベッド数:陰圧室2床、4床部屋2室の計10床で運用しています。スタッフステーションが中央にあり、処置や観察がスムースに行えるようになっています。
  3. 看護体制: 24時間を通じて患者4に対し看護師1が配置されています。急性・重症患者看護専門看護師1名を含む看護師20名、看護助手1名で日々の看護を提供しています。各疾患の急性期や重症期など重篤な状態にある患者さんに対し、幅広い知識と技術をもって看護を提供するよう心がけています。様々な疾患をお持ちの患者さんに看護を提供するために、スタッフは定期的に部署内では勉強会を開き、また休日は院外での勉強会や学会に参加するなど日々研鑽に励んでいます。
  4. 高度な治療技術: 高度治療部では、人工呼吸器や輸液ポンプなどの高度な医療機器を使用して、患者の生命維持や治療を行います。また、特定の疾患や手術に関連する専門的な治療も提供される場合があります。
  5. チーム医療: 医師をはじめとする他職種との連携を図り、治療が円滑に進み一日も早く回復できるよう援助させていただきます。また、術後の早期離床を含めたリハビリテーションにも努めており、患者さんのADL(日常生活活動)向上も図っています。医師(専従医師、各診療科主治医)、看護師、薬剤師、臨床工学技士、理学療法士、事務職員などの多職種で協力し、皆さまが一日も早く回復できるようチーム医療を進めております。

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