先端医療技術開発センター|当施設からのお知らせ

当施設からのお知らせ

先端医療技術開発センターからのお知らせです。

2018年のお知らせ

2018.10.30

2018年10月26日(金)、ホーチミン医科薬科大学薬学部からの留学生が、先端医療技術開発センターを見学されました

ベトナム国ホーチミン医科薬科大学薬学部からの留学生6名と高崎健康福祉大学教職員2名が先端医療技術開発センターを訪問し、センター施設ならびにブタを使用した手術トレーニングの様子を見学されました。

この見学会は、高崎健康福祉大学薬学部から本学への依頼により行われました。高崎健康福祉大学では、ベトナム国ホーチミン医科薬科大学との国際交流を行っており、その一環で本学の村松慎一教授(東洋医学部門)あてに「遺伝子治療」に関する研究や施設見学の依頼があり実現したものです。村松教授は、アデノ随伴ウイルスAAVを用い、パーキンソン病、筋萎縮性硬化症、アルツハイマー病などの難病の遺伝子治療を開発しており、その開発過程でブタを用いた前臨床試験を先端医療技術開発センターにおいて行ってきました。ホーチミン医科薬科大学の留学生は、ブタを用いた遺伝子治療実験が実際に行われた手術室やCT/MRI撮影室を、大変興味深く見学されていました。また、見学当日は手術支援ロボットda Vinciを用いた外科手術トレーニングが行われており、そのトレーニングの様子も見学して頂くことが出来ました。ブタを実験利用する利点、各種デバイスや手術の内容などについて多くの質疑が交わされ、有意義な見学になったと思われます。

ホーチミン医科薬科大学薬学部からの留学生

2018.08.07

2018年8月2日に自治医科大学先端医療技術開発センター(ポルコパーク・ピッグセンター)において「とちぎ子どもの未来創造大学」が開催されました。

とちぎ子どもの未来創造大学

栃木県が運営母体である「とちぎ子どもの未来創造大学」は、子どもたちに学力向上の基礎づくりのために必要な「学ぶ意欲を高め、主体的に学習に取り組む態度を身につけさせる」ことを目的として平成26年度より開始されました。小学校4年から中学校3年生までの児童・生徒を対象とし、現在栃木県内の大学・研究機関・民間企業、計約50施設で実施されています。

この度(2018年8月2日)自治医科大学先端医療技術開発センター(ポルコパーク・ピッグセンター)において「とちぎ子どもの未来創造大学」が開催されました。中学生9名が「もしも君が外科医になったら~手術模擬体験~」というテーマの下、手術体験講座に参加しました。

参加者は指導担当医者から説明を受けながら「清潔操作下の手術着装着」や「鏡視下手術操作」「全身麻酔下呼吸器管理」等の医療手技に真剣な表情で取り組んでいました。参加した生徒からは「貴重な体験ができました。将来医療関係の職業に就きたいです」などの感想が述べられていました。

2018.07.31

自治医科大学先端医療技術開発センター(ポルコパーク)において高校生を対象とした医師体験セミナー「手術体験実習」が開催されました(2018年7月26日)。

高校生を対象とした医師体験セミナー

本学では広報活動の一環として、毎年地域医療を担う総合医を目指している高校生に対し1泊2日の日程で「高校生医師体験セミナー」を実施しております。今年度より「自治医科大学 高校生小論文コンテスト」(今年度テーマ:10年後の地域医療への贈り物)が開催され(応募総数608名)、同コンテストの入賞者20名が医師体験セミナーに参加しました。

同プログラムの中でも、参加者から毎回好評を得ている「手術体験実習」が7月26日に先端医療技術開発センター(ポルコパーク)手術室内で開催されました。
本活動にご賛同・協力いただいた医師・看護師の指導の下、手術着を身に着けた高校生が「清潔手洗い」「手術糸結び」「ダヴィンチ手術」「血管処理操作」「電気メス操作」「マイクロサージャリー」「挿管・呼吸管理」「超音波検査」などの医療技術を体験しました。
特にセミナーの目玉である「ダヴィンチ手術体験」では、高校生が直接コンソールを操作する模擬手術に真剣な表情で取り組んでいました。参加者からは「たくさんの先生方のサポートお陰で貴重な体験をすることができました。あっという間の2時間40分でした。医師になりたいという気持ちがより強くなりました」などの感想を聞くことができました。

2018.05.24

2018年5月24日に自治医科大学CDAMTec(ポルコパーク)において第19回自治医科大学ATOMコースが開催されました。

ATOMコース(Advanced Trauma Operative Management、外傷外科トレーニングコース)は、胸腹部の貫通性外傷に対する治療戦略に必要な知識や手技を学ぶため、実際の手術さながらの環境で経験・習得する医療教育プログラムです。同コースは、新専門医制度における外科専門医修練カリキュラム(3‐(8)外傷の修練)の一つとしてカウントされております。

この度自治医科大学CDAMTec(ポルコパーク)において第19回自治医科大学ATOMコースが開催されました。医師・看護師・技師のサポートの中、計2名の医師(消化器外科医)がコースを受講しました。緊迫した状況の中、各受講生は真剣にタスクに取り組んでおりました。今後も緊急外傷手術トレーニングにおけるCDAMTecの役割が期待されます。

第19回自治医科大学ATOMコース

2018.03.02

2018年3月2日に先端医療技術開発センター(ポルコパーク)において「SSTT厚生労働省自治医大2018コース」が開催されました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、我が国のテロへの医療対応体制の底上げが求められています。近年の国際情報を鑑みると、我が国においても爆発物などによるテロ災害発生の可能性は決して低くなく、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた救急医療体制の整備が近々の課題となっています。従って爆発物、銃器や刃物などによる創傷(爆傷、銃創、切創など)を受けた傷病者の診療に関わる外科医などは、その資質および技能を向上させることが求められております。

このたび厚生労働省を主体とし、外傷診療を担う医師などを育成する「外傷外科医養成研修事業」が実施されることになり、当事業の実施団体として日本外科学会が選定されました。
また同事業の追加研修(off-the-job training)の一つとして、実効性の高い「外傷外科手術治療戦略((Surgical Strategy and Treatment for Trauma; SSTT) 標準コース」が認定されました。

この度先端医療技術開発センター(ポルコパーク)において「SSTT厚生労働省自治医大2018コース」が開催されました。過去最多の総勢約50余名の医師・看護師が参加する中、4グループの外傷外科手術チームが本コースを受講しました。緊迫した状況の中、各受講者は真剣にタスクに取り組んでおりました。今後も緊急外傷手術トレーニングにおける先端医療技術開発センターの役割が期待されます。

SSTT厚生労働省自治医大2018コース
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