先端医療技術開発センター|当施設からのお知らせ

当施設からのお知らせ

先端医療技術開発センターからのお知らせです。

2020年のお知らせ

2020.02.13

先端医療技術開発センターシンポジウム2020 開催報告

2020年2月10日(月)午後、教育研究棟1階講堂にて先端医療技術開発センター(ピッグセンター)シンポジウムが開催されました。

シンポジウム座長・演者の集合写真

本シンポジウムには学内はもとより他大学関係者、企業関係者、官庁・団体から合わせて140名以上の方々にご参加いただきました。まず永井学長より開会のご挨拶があり、花園センター長よりイントロダクションがありました。

挨拶

第1部は「医と食のコラボ」というテーマでした。本学再生医学研究部 原弘真助教からヒトの腸内細菌叢を再現するピッグを作ったという成果が示されました。日本獣医生命科学大学准教授 青木博史先生から、昨年来問題になっている豚熱とアフリカ豚熱(両者は全く別物)について分かりやすく解説いただきました。続いて第2部は「モデル動物開発の最前線」というテーマでした。徳島大学特任助教 谷原史倫先生よりゲノム編集ピッグの作出例を豊富にお示しいただきました。実験動物中央研究所マーモセット研究部 部長 佐々木えりか先生より、ピッグと並ぶ注目の実験動物であるマーモセットを使った疾患モデル作りについてお話しいただきました。

講演

最後の第3部では「ピッグで拓く新しい医療技術」がテーマでした。本学病態生化学部門 大森司教授より血友病ピッグを用いた遺伝子治療研究が示されました。本学抗加齢医学研究部 黒尾誠教授からはピッグを用いて腎不全に対する画期的な治療データが示されました。東京慈恵会医科大学教授 横尾隆先生からピッグ体内でヒト腎臓を作るという夢のある研究成果をご発表いただきました。

講演

いずれのセッションでも活発な議論が行われました。セッション合間のコーヒーブレークやシンポジウム後の懇親会では熱心に意見交換する様子が見られました。当シンポジウムを通して、それぞれ専門が異なる研究者同士が知見を共有し、新たなアイデアが生まれる良い機会となったようです。

シンポジウム会場、懇親会

当シンポジウムが盛況に終わったことを、この場を借りて心より御礼申し上げます。今後とも当センターをよろしくお願いいたします。

このページのトップへ