診療科のご案内

患者のみなさまへ・ご紹介いただく先生方へ

診療疾患

糖、脂質、尿酸、ナトリウム、カリウムなどの代謝の異常とそれにかかわる内分泌の異常について診療しています。
病名としては以下のようなものです。
糖尿病(1型・2型)、高脂肪血症、高尿酸血症、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍、内分泌性高血圧(アルドステロン症、褐色細胞腫など)、副腎腫瘍、高カルシウム血症(副甲状腺機能亢進症)、低カルシウム血症(副甲状腺機能低下症)、低ナトリウム血症(SIADHなど)、高ナトリウム血症、尿崩症、下垂体機能低下症、先端巨大症、下垂体腫瘍、クッシング症候群、肥満症、膵臓内分泌腫瘍、多発性内分泌腺腫症(MEN)

外来診療

主に糖尿病(1型、2型、その他、妊娠糖尿病)、脂質異常症、甲状腺疾患、下垂体、副腎疾患を主に外来診療を行っています。
内服薬で血糖がコントロールされない場合インスリン療法やGLP-1受容体作動薬による治療を外来でも開始しています。 また、高血糖で腎症などの合併症の進行リスクが高いかたや尿に蛋白が出ており既に腎症が進行していることが疑われる方については 「糖尿病重症化予防外来」で診察させて頂きます(下図糖尿病性腎症重症化予防プログラムにおける当科の糖尿病重症化予防外来の位置付け)。 糖尿病重症化予防外来については出来る限り紹介しやすくするために紹介状を簡素に致しましたのでダウンロード(別紙「糖尿病重症化予防紹介状」)してお使い下さい。 必要に応じて多職種による減塩を含めた栄養指導等を実施し、腎機能の保持に役立てています(下図多職種チームによる透析予防外来)。
糖尿病重症化予防外来の位置付け 多職種チームによる透析予防外来
甲状腺機能亢進症で副作用のため薬物療法ができない場合は放射性同位元素を用いた治療を外来で実施しています。 甲状腺機能低下症に対してはホルモン補充療法を外来で行います。甲状腺腫瘍については必要に応じて吸引細胞診断等により 総合的に判断した上で外科治療につなげています。
脂質異常症の方で、LDLコレステロール値が非常に高く、血縁者の中で若くして冠動脈疾患になられた方がいる場合は、 同意を得た上で研究として遺伝学的検査を実施しております。脂質異常症が原因で動脈硬化が著しく、 歩行時に足の痛みが出る、足の冷感、しびれがある場合には各種画像検査で重症度を評価し必要に応じて心臓血管外科にご紹介します。
 内分泌性の高血圧、副腎腫瘍、尿崩症、下垂体機能不全、膵臓内分泌腫瘍などについては外来で簡便なホルモンの検査を実施し 必要に応じて入院によって精密検査を行ないます。
当センターの外来受診は、当センター宛ての紹介状と事前のご予約が必要です。
紹介患者診療スケジュールは、こちらをご覧ください。

入院診療

糖尿病の血糖コントロールと合併症の評価・治療のために入院診療を行っています。また糖尿病の食事療法・運動療法等についても教育入院を2週間のコースで行なっています。2週間の時間がとれない方については教育入院以外で短期間の入院も考慮致します。内分泌疾患の中で頻度の高いものは副腎からのアルドステロンの過剰な分泌が原因で高血圧を引き起こす原発性アルドステロン症です。当科では原発性アルドステロン症の確定診断と放射線科によるカテーテル検査を入院にて行い、可能な場合には外科的治療につなげています。また、下垂体や副腎の腫瘍による内分泌疾患について幅広く入院による検査・治療を行っております。また外科系診療科に入院され血糖が高い、電解質異常がある方についてコンサルテーションを行っています。

診療実績(2019年4月~2020年3月)

外来診療 新規 433名
再来 16,271名
紹介率 96.90%
入院患者 211名

JDREAMS・難治性副腎疾患の診療の質向上と病態解明に関する研究、糖尿病外来患者データベース作成とその応用に関する研究をしております。

ページの先頭へ