診療科のご案内

患者のみなさまへ・ご紹介いただく先生方へ

外来診療

当センターの外来受診は、当センター宛ての紹介状と事前のご予約が必要です。
紹介患者診療スケジュール(初診担当医、各医師の専門分野)はこちらをご覧ください。

また当科で診療を行い病状が安定した方は、近隣の医師へ逆紹介をさせていただくなど病診連携を推進しています。

一般診療

虚血性心臓病、不整脈、心筋疾患、心不全、高血圧、肺循環障害、末梢血管疾患など成人の循環器系疾患に幅広く対応いたします。初診医は毎日2名前後配置し、適切に対応させていただきます。

緊急の場合

急性心筋梗塞、不安定狭心症、急性心不全、急性大動脈解離、肺血栓塞栓症、重篤な不整脈などが疑われ緊急に処置を必要とする患者さまが発生した場合はCCUスタッフが対応いたします。電話でご連絡下さい。

入院診療

循環器病棟全体は一般床52床CCU8床の計60床を循環器内科で利用しています。2022年の1年間に延べ2,558名の入院がありました。入院患者さまの平均年齢は72.2歳、平均在院日数は6.9日でした。入院の原因疾患を図1に示します。
CCUは心臓カテーテル室、手術室と同じフロアにあり、集中治療を必要とする循環器系救急患者を24時間体制で受け入れています。

図1 入院患者原因疾患
入院患者原因疾患

診療実績

冠動脈カテーテル治療(PCI)の件数とその年次推移を図2に示します。2022年のPCI成功率は(慢性完全閉塞などカテーテル治療が困難な病変も含め)99%でした。

図2 PCI件数とその年次推移
PCI件数とその年次推移

急性心筋梗塞(AMI)の収容数とその年次推移を図3に示します。2022年のAMI院内死亡率は8.5%(院外心停止症例を除くと2.8%)であり、10%以下で推移しています。

図3 AMI患者数とその年次推移
AMI患者数とその年次推移

不整脈に対するカテーテルアブレーション件数の年次推移を図4に示します。

図4 不整脈に対するカテーテルアブレーション件数の年次推移
不整脈に対するカテーテルアブレーション件数の年次推移

心不全の入院件数の年次推移を図5に示します。

図5 心不全件数とその年次推移
心不全件数とその年次推移

過去6年間のペースメーカーおよびICD、CRT-D植え込み件数を表1に示します。

表1 ペースメーカーおよび ICD、CRT-D植え込み件数

  2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年
ペースメーカー
114台
95台
103台
133台
117台
103台
ICD
(SICDを含む)
32台
31台
27台
25台
30台
57台
CRT-D
29台
25台
31台
25台
19台
19台
CRTP
8
8
9
5
3
2

重症大動脈弁狭窄症の治療については、循環器内科医、心臓外科医を中心としたハートチームで治療方針を検討しています。
TAVIによる治療が必要と判断した患者様においては、診療科の垣根を超えたチームで治療にあたっています。
過去5年間の経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)件数を図6に示します。

図6 経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)件数:心臓外科症例も含む
経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)件数:心臓外科症例も含む

運動負荷試験、心筋シンチグラム、超音波検査の実績(2022年)を表2に示します。

表2
心筋シンチグラム

382例

ホルター心電図

1787例

トレッドミル・心肺運動負荷試験

22例

心臓超音波検査

6182例

経食道心エコー検査

92例

※トレッドミル・心肺運動負荷試験はコロナのため検査取りやめ中です


最近では放射線科と協力して、CTやMRIを利用した低侵襲な画像診断にも取り組んでいます。

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