診療科のご案内

内視鏡部

スタッフ紹介

消化器科の吉田行雄教授を部長とし、消化器科の宮谷博講師を中心に、鷺原規喜助教、中島嘉之助教、澤田幸久副手、本田英明医師、村山淳子医師、牛丸信也医師、外科の小西文雄教授、河村裕講師、高田理助教、岡田真一郎医師、神山英彦医師、辻中眞康医師などが参加し、この他に約10名の他施設からの非常勤医員、研修生を受け入れている。看護師は宮崎絵里子をチーフとし5名である。

診療科の特徴

最新の設備と優秀な人材をそろえ、地域の中核病院として高度な内視鏡技術を提供している。また教育施設として近隣の医療機関から多くの研修生を受け入れている。
さいたま医療センター設立の大きな目的の一つが総合医の育成であり、内視鏡部、消化器科においても医局員は各々の研究、専門分野を持つと同時に、内視鏡検査においては助手以下の全員が上部、下部のルーチン内視鏡検査に参加するのはいうまでもなく、内視鏡治療、ERCP、EUS等も一通りこなせる様育成していくことを目標としている。また消化器科、外科だけでなく全ての科から希望があれば積極的に研修を受け入れるようにしている。
近年消化管出血、閉塞性黄疸など緊急内視鏡検査の必要な症例が増加しているが、内視鏡部では指導医と若手医師がペアーとなり毎日緊急内視鏡当番を決めて、24時間対応できる体制を取っている。

診療成績

年間の検査数は、ルーチンの上部消化管内視鏡検査約4700件、下部消化管内視鏡検査約3300件(ポリペクトミー、EMR約650件)、施行している。
積極的に治療内視鏡に取り組んでおり、早期胃がんに対する内視鏡的粘膜剥離術(ESD)は昨年約150例に施行した。これは埼玉県内では最も多い症例数である。穿孔などの大きな合併症はなく、全例で成功している。術後の検索で切除された病変の深達度が深く、手術に回った症例が3例あった。
食道、胃病変と胆・膵疾患に対する超音波内視鏡(EUS 細径プローブを含む)を350例に施行しており、これも関東では有数の検査数である。特に大きな合併症は認めていない。
減黄術、砕石術を中心とした治療的内視鏡的逆行性背膵胆管造影検査(ERCP、EST)は380例に施行しており、埼玉県内では有数の症例数である。特に大きな合併症は認めていない。
食道、胃静脈瘤に対する硬化療法(EIS)は70例に、内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は11例に施行した。
小腸内視鏡は埼玉県内では3施設のみで行われているが、小腸腫瘍、原因不明の消化管出血例を対象に60例施行した。他の検査法では診断困難であった小腸腫瘍4例、憩室出血3例(メッケル憩室2例)、潰瘍性病変3例、狭窄1例、肝内結石1例などが診断された。

カンファレンス

毎週火曜日午後5時半より消化器科と外科の内視鏡検査に携わっている全医師および消化器科、外科のレジデントが参加し、内視鏡室カンファレンスルームにて、その週に行われた全症例のフィルムカンファレンスを行って、症例に応じて外科的に治療すべきか、内視鏡的に治療すべきかの検討も行っている。また月に1度、病理医も加わり手術された症例で診断的ないし治療的に興味ある症例を選びカンファレンスを行っている。
内視鏡の看護士を含めたスタッフミーティングを月に1度行い、様々な問題についての反省および改善点を検討している。

今後の活動目標

安全で確実な内視鏡検査、治療

年々検査数が増加し、特に難易度の高い治療内視鏡の件数の増加が著しいが、事故のない、安全で確実な内視鏡検査、治療を行うことを第1の目標としている。

治療内視鏡

早期胃がんのESD、ERCPによる減横術を中心に年々症例数が増加している。現在3名の指導医を中心とした3つのグループで若手の教育を行いながら施行しているが、より症例数を増やし、より多くの高い技術を持った施行医を育成していかなければならない。また現在ESDは主として食道・胃の早期がんを対象に行っているが、最近では技術的に難度が高いとされる大腸疾患に対しても積極的に広げている。

機能的疾患の診断

過敏性腸症候群をはじめとするいわゆる機能的疾患とされるものが増加し、その診断、治療に難渋することが多い。中でもファーター乳頭の機能不全(POD)の診断治療には苦慮することが多いが、内圧測定を行うことによりその病態の解明に努めたい。

炎症性超疾患

近年潰瘍性大腸炎、クローン病に代表される炎症性腸疾患が著しく増加している。潰瘍性大腸炎の治療のひとつに血球除去療法がある。現在L-CAPとG-CAPの二つの方法が行われているが、これらの治療法がなぜ効くのか、二つの方法の違いはどこにあるのかに関しては明確な答えが得られていない、腎臓内科と協力してこれらの問題に取り組みたい。

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