診療科のご案内

集中治療部

ここでは集中治療部の概要を紹介しますが、詳細については麻酔科・救急科・集中治療部のホームページをご覧下さい。ホームページへ:http://jichi-saitama.jp

スタッフ紹介 (平成29年6月1日現在)

(各医師のプロフィールは各科のホームページを参照して下さい)
部長(麻酔科) 教授 讃井 將満
病棟医長(麻酔科) 臨床助教 川岸 利臣
病棟副医長(心臓血管外科) 教授 山口 敦司
病棟副医長(循環器内科) 准教授 坂倉 健一
ICUチーム指導医 教授 アラン レフォー
ICU看護師長(集中ケア認定看護師) 八木橋 智子
CCU看護師長 阿部 智美

スタッフの詳細については麻酔科のスタッフ紹介をご覧下さい。

特色

当センター集中治療部は、現在12床のICU(外科系および内科系集中治療)部門と、8床のCCU(循環器内科系集中治療)部門の計20床(救命センターICU6床を含む)で成り立っています。

ICU部門は、米国で臨床集中治療医学を学んだ讃井教授が主導し、専属ICUチームが24時間体制で主体的にICU診療を行うクローズドICUで、H19年に創設されました。

ICUチームの目標は、

  1. できるだけ質の高い臨床データにもとづくディスカッションによって、患者さんに真に有用で安全な治療を行うこと(Evidence Based Medicine:EBM 後述)。
  2. 集中治療医が急性期重症患者の全身管理を行うことで各診療科専門医の負担を減らし、専門診療に集中できる環境を整えること。
  3. 若手スタッフ教育。

の3つです。

ICUに入室する患者さんは、心臓血管外科を始めとする外科系重症術後管理や、院内外から緊急に入室する内科系・外科系の重症例で、ほぼ全ての症例で人工呼吸、血液浄化、大動脈バルーンポンピング、経皮的人工心肺による臓器機能補助が必要です。H28年11月の改修工事には、ICU12床のうち8床において特定集中治療室管理料1を算定できるようになりました。

一方CCU部門は、坂倉准教授を中心に急性冠症候群、重症心不全などの循環器系重症患者の急性期診療を行っています(詳しくは循環器科のホームページをご参照ください)。

また、心臓血管外科、循環器内科、血液内科、呼吸器外科など、全国的にもレベルの高い各診療科間の協力体制が確立され、集中治療部においてその舵取り役を果たすICUチームも全国に誇れるレベルです。さらに看護部門も人員の充実を図り(日中は患者さん1人に対し看護師1人、夜間は患者さん2人に対し師1人の配置)、集中ケア認定看護師である八木橋師長を中心に質の高い看護を行っています。他職種として、ICUチームに薬剤師、臨床工学技士、理学療法士が加わり、最良の診療を行うべく職種間の連携を強化しています。

診療成績

集中治療部入床患者数の年次推移

入室患者さんの内訳は、心臓血管外科患者・循環器内科患者が約4割ずつ、残りは外科系の術後患者さんが占めています(H27年度)。しかし、H26年2月の院内急変対応システム(Rapid Response System: RRS)導入(後述)と、H28年4月の救命救急センター開設にともなって院内・院外からの重症患者(下図 その他)も増加傾向にあります。今後も、救急病棟や一般病棟と協力してベッド運営を効率的に行い、地域の急性期中核病院として、重症救急症例を常に受け入れられるようしていきます。

ICU/CCU診療科内訳(H28)

カンファランス、教育、研究活動など

スタッフ教育と研究活動に力を注いでいます。若手医師の臨床能力向上の最も良いツールである毎朝夕の回診のほか、ジャーナルクラブ、M&Mカンファレンス、リサーチカンファレンス、レジデントレクチャー、アラン・レフォー教授による症例検討会が定期的に開催されています。また、国内外の外部講師を積極的に招聘し、専門知識のアップデートを行っています。そのほか若手医師が、若手スタッフ向けのレクチャーやワークショップも行っています。研究は、自施設のデータを使って広い範囲の臨床研究を行い学会発表および論文発表を行うと同時に、多施設研究にも積極的に参加しています。近年の主な研究テーマは、睡眠・せん妄、血行動態モニタリング、遠隔ICUです。

今後の目標

真の集中治療医を育てる道場として

近年、集中治療にも、EBM(Evidence Based Medicine:最良の臨床的根拠にもとづいて診療行為を評価し吟味して得られた知見に加えて、現場の見解を考慮に入れながら意思決定を行う医療)の実践が求められています。現代医学の急激な進歩により、各科専門医が専門診療の習得とその実践にますます忙しくなる一方、エビデンスにもとづく重症患者管理の進歩も著しく、各科専門医はその習得に時間を割くことができなくなりました。そこで、集中治療医学という"急性期重症患者総合医学"を専門とする専門家集団による主体的な診療、すなわちクローズドICUシステムが登場するようになったのです(Pronovost PJ. JAMA 2002;288:2151-62)。このシステムは、患者さんの予後に寄与するだけでなく、医療費の削減効果も認められ、我が国でもその普及が急務とされています。

クローズドICUでは、集中治療医が専門診療科の協力のもとに、患者・家族説明を含めたほぼ全ての診療を主体的に行います。これは、集中治療医として真の実力をつけるための不可欠なプロセスであり、(集中治療医の診療への関与の程度が低い)オープンタイプのICUでは学ぶことができません。

私たちと一緒にこのような新しい集中治療医学を学んでみませんか。下記までご連絡ください。我々の最大の使命の一つは、真の実力を備えた集中治療医を一人でも多く育てることです。

センター内全体の診療レベルの向上

ICUチームは、チーム内のレベル向上ばかりでなくセンター全体に目を向け、病棟における呼吸療法・酸素療法の安全性を確保する呼吸サポートチーム(Respiratory Support Team: RST)、病棟患者さんの変調を早期に発見し急変を未然に防ぐ院内急変対応システム(Rapid Response System:RRS)を運営しています。ICUチーム医師・看護師・臨床工学技士・理学療法士が、救急部スタッフと連携しながら、診療システムの改善や院内スタッフ教育を通じて患者診療の質と安全の向上を図っています。

当センターの将来の展望

H28年4月に救命救急センターがオープンしました。ICU・CCU内に含まれる救命センターICUにも多くの重症患者が入室しています。今後はこのような院外からの重症患者がますます増加することが予想されます。また、手術件数の増加に伴い外科系の患者さんも引き続き増加することが予想されています。このような需要の増加を考慮し、H29年春には、院内ICU・救命センターICU・CCUを含めた集中治療部の拡張移転が完了し、現在の20床から30床に増床されます。

後期研修医募集

EBMを実践するICUチームのメンバーとして、世界に通用するICUを体験してみませんか。ニーズに応じた研修プログラムを用意します。当センターは集中治療医学会専門医研修認定施設であり、専門医取得を目指した研修を行うことができます。集中治療トレーニングの前段階として麻酔・救急・内科・その他の科のレジデント研修を行う方は、当センターでそれぞれのレジデント研修を開始することも可能です。その他、短期研修や見学も歓迎します。将来海外に臨床留学を考えている方には、国内にいながら臨床現場の実践的英会話を勉強する良いチャンスにもなるでしょう(もちろん英語が苦手な方にも徹底指導いたします)。さらに希望者には海外・国内の一流臨床施設・研究施設への留学も可能です。

集中治療部研修カリキュラム
約400KB
集中治療部研修カリキュラム
PDFファイルのアイコンをクリックするとダウンロードすることができます。

また、全国の集中治療に興味のある医師・コメディカルの教育と研究を支援する研究会において当ICUのメンバーが中心的な役割を果たしています。

麻酔科・救急部・集中治療部の近況や活動内容は下記にupしています。
Facebook:https://www.facebook.com/jichi.saitama.icu?ref=aymt_homepage_panel

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見学・研修・就職希望の方は、麻酔科・救急科・集中治療部のホームページをご覧下さい。
採用情報:http://jichi-saitama.jp/saiyou-info/

ご質問・コメントは以下の連絡先まで。
連絡先
自治医科大学附属さいたま医療センター 麻酔科・集中治療部
讃井 將満(さぬい まさみつ)
E-mail:msanui@mac.com
TEL: 048-647-2111 FAX: 048-648-5188

患者のみなさまへ

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