診療科のご案内

総合診療科

ご挨拶:一般の方および患者のみなさまへ

総合診療科は、内科的疾患を総合的に診療することを目的にさいたま医療センターの開設時に設立された診療科です。健康保険制度の枠組みのなかで、多職種との協働(IPW)や地域連携によって、患者さんに最も有益な医療を提供することに心がけています。一方、当センターには各専門診療科も完備していますので、それらの診療科と密接な連携を保ちながら、専門診療科での診療がより適切と判断される場合は速やかに転科していただく場合もあります。また、当センターは医学生や研修医などの臨床研修病院です。患者さんに「最良の内科的マネジメント」を提供できる適切な判断ができる優秀な総合医を育成するための卒前、卒後教育を行っていますので、患者の皆様にもご理解とご協力をお願いしています。

ご挨拶:医学生および医療従事者のみなさまへ

総合診療科は、当センター設立の趣旨の一つである「地域医療に従事する自治医科大学卒業生の生涯教育」のための基盤をなす診療科として平成元年12月に創立されました。平成16年2月からは総合診療科の独自の診療と教育体制をより強化する目的で、専門診療科と並列の診療科として専用の入院病床を開設しました。総合診療科には、①医学生や研修医などの教育部門、②病院機能のセーフティーネット、②救急部、初診外来のバック・ベッドの3つの役割もあります。特に、教育病院として患者さんに「最良の内科的マネジメント」を提供でききる優秀な総合医(図を参照)を育成するための卒前、卒後教育を重視しています。

総合医とは

我々がめざす総合医の概念図を示します。総合医は、特定の臓器や疾患に偏らない医学の幅広い分野の基礎的な知識・技能・態度に加えて得意とする専門分野(Subspecialty)を持っています。自己開発と生涯学習により、自分自身の臨床能力の向上(自己完結できない疾患・病態(A)の範疇が少なくなるように)に努力し、後進の育成にも最善を尽くします。そして、総合医は自分で解決できる疾患・病態(X)と専門医の協力が必要な問題点(Y、 Z)を的確に判断し、健康保険制度の枠組みのなかで、患者さんに「最良の内科的マネジメント」を提供します。
大学病院には、高度に専門分化する専門医だけではなく、「最良の内科的マネジメント」を提供するために「統合していく専門医」としての総合医が必要です。すなわち、総合医は、不特定の問題に対して実践と省察(Reflection)から得られる暗黙知や通い合う“心”を大切します。また、総合医は、医学の不確実性に対しては症状の推移を見守り、患者さんやご家族とともに宙吊り状態を共に耐えることができる「Reflective Internist(省察的内科医)」です。Reflection(省察)とは、自分の診療を振り返り、それを次の診療に生かしていくことです。
総合医には、①原因不明の徴候(熱、皮疹、リンパ節腫脹など)から確定診断をつけること、②マルチプル・プロブレムを持つ患者さんのマネジメントをすること、③原因不明の徴候から思いもよらない病気を発見すること、④患者さんやご家族からの謝意があること、⑤総合内科専門医(FJSIM)や米国内科学会上級会員(FACP)へステップ・アップできること、という5つの大きな魅力があります。

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