患者のみなさまへ
外来診療
当センターの外来受診は、当センター宛ての紹介状と事前のご予約が必要です。
紹介患者診療スケジュール(初診担当医、各医師の専門分野)はこちらをご覧ください。
また当科で診療を行い病状が安定した方は、近隣の医師へ逆紹介をさせていただくなど病診連携を推進しています。
一般診療
虚血性心臓病、不整脈、心筋疾患、心不全、高血圧、肺循環障害、末梢血管疾患など成人の循環器系疾患に幅広く対応いたします。初診医は毎日2名前後配置し、適切に対応させていただきます。
緊急の場合
急性心筋梗塞、不安定狭心症、急性心不全、急性大動脈解離、肺血栓塞栓症、重篤な不整脈などが疑われ緊急に処置を必要とする患者さまが発生した場合はCCUスタッフが対応いたします。電話でご連絡下さい。
入院診療
循環器科は計60床(一般病棟52床、CCU病棟8床)を保有しています。
2024年の1年間では、延べ2,645名の患者さまが入院されました。
患者さまの平均年齢は73歳、平均在院日数は7.8日でした。
主な疾患の内訳を図1に示します。
CCU病棟は、心臓カテーテル室や手術室と同じフロアにあり、集中治療を必要とする患者さまを24時間体制で受け入れています。


診療実績
冠動脈カテーテル治療(PCI)の件数とその年次推移を図2に示します。

急性心筋梗塞(AMI)の収容数とその年次推移を図3に示します。2024年のAMI院内死亡率は4.8%(院外心停止症例を除くと1.9%)であり、10%以下で推移しています。

不整脈に対するカテーテルアブレーション件数の年次推移を図4に示します。
最新のアブレーション技術(パルスフィールド・アブレーション等)を用いて、安全に治療を行っています。

心不全の入院件数の年次推移を図5に示します。

不整脈に対するデバイス(ペースメーカー・ICD・CRT)の植え込み件数を表1に示します。
表1 ペースメーカーおよび ICD、CRT-D植え込み件数
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
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ペースメーカー (リードレス含む) |
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ICD (SICDを含む) |
||||||
CRT-D | ||||||
CRT-P |
構造的心疾患(大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症など)に対する治療は、診療科の垣根を超えたハートチームで行っています。当院では経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)、経カテーテル的僧帽弁形成術(M-TEER)、経カテーテル的心房中隔閉鎖術を行っています。

検査室で実施した経胸壁心エコー検査(図7)と経食道心エコー検査(図8)の件数を示します。経食道心エコー検査は、心臓外科手術やSHDに対するカテーテル治療の術前評価として、三次元画像を用いて積極的に実施しています。


最近では放射線科と協力して、CT、MRI、心筋シンチグラムを利用した低侵襲な画像診断にも取り組んでいます。表2に過去5年間の各件数を示します。
表2 心臓CT,MRI,心筋シンチグラムの件数
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
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心臓CT | |||||
心臓MRI | |||||
心筋シンチグラム |
過去5年間のホルター心電図、心肺運動負荷試験の件数を表3に示します。
表3 ホルター心電図、心肺運動負荷試験
2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
---|---|---|---|---|---|
ホルター心電図 | 1733 | 1696 | 1787 | 1738 | 1593 |
心肺運動負荷試験 | 13 | 7 | 22 | 94 | 71 |
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