臨床腫瘍科
臨床腫瘍科では、消化器癌、頭頸部癌を中心とする固形がんに対して、薬物療法による治療を関連各科と協力して行っています。
診療内容・対象疾患
対象疾患
頭頸部癌、甲状腺癌、食道癌、胃癌、大腸癌、胆管癌、膵癌、原発不明癌、消化管間質性腫瘍、神経内分泌腫瘍などの固形がん。
診療体制
がんの薬物療法を専門としている医師が、がんに対する薬物療法を、外来治療センターや病棟で、看護師・薬剤師・公認心理士・メディカルソーシャルワーカーと連携しながら行っています。また、放射線治療部、緩和ケア診療部、関係各診療科と協働してがん診療にあたっています。
診療(治療)方針
該当するがんにおける最も科学的根拠のあるがん薬物療法を患者の意向を尊重して選択し、それを個々の全身状態に合わせ安全に提供し、がんに対して最良の効果を得ることを目指しています。治療方針の決定に難渋する場合は、必要に応じてキャンサーボードでディスカッションを行います。
得意分野
- 消化器癌に対するがん薬物療法
- 頭頸部癌に対するがん薬物療法
- 外来化学療法
先進医療・特殊医療
- 新規抗がん薬の開発治験(頭頸部癌、胆管癌、胃癌など)
- 各がん腫における治療開発のための臨床試験(頭頸部癌、食道癌、胃癌、大腸癌、膵癌、胆管癌など)
- 胃がん、膵がん、腹膜播種に対する臨床試験
臨床研究の情報公開
- 切除不能・再発結腸/直腸がん初回化学療法に対する5-fluorouracil(5-FU)/ levofolinate calcium(l-LV)+oxaliplatin(L-OHP)+bevacizumab(BEV) 対 5-FU/l-LV +irinotecan(CPT-11)+BEV併用療法のランダム化比較第Ⅲ相試験(WJOG 4407G試験)の附随研究
- 喉頭・下咽頭癌における最適な喉頭温存治療法に関する研究
- 「Irinotecan、Oxaliplatin、フッ化ピリミジン系薬剤不応/不耐のKRAS 野生型切除不能・再発大腸がんに対するPanitumumab + Irinotecan 併用療法 対 Cetuximab + Irinotecan 併用療法のランダム化第II 相試験」(WJOG 6510G試験)
- Oxaliplatin, bevacizumab(BV)を含む初回化学療法不応のKRAS 野性型進行・再発結腸・直腸癌に対するFOLFIRI+Panitumumab(Pmab)併用療法 vsFOLFIRI+BV 併用療法のランダム化第Ⅱ相試験(WJOG6210G)における各群での治療効果(早期腫瘍縮小、depth of response、最良総合効果)と生存期間の関連の後方視的検討【WJOG6210GSS】
- 「StageⅢの治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法としてのTS-1+Docetaxel 併用療法とTS-1 単独療法のランダム化比較第Ⅲ相試験(JACCRO GC-07(START-2))」におけるバイオマーカー研究(JACCRO GC-07AR2)
- S-1術後補助療法中または終了後6ヵ月以内の再発膵癌に対するFOLFIRINOX療法またはgemcitabine+nab-paclitaxel療法の多施設共同後ろ向き観察研究
- 「消化器一般外科および臨床腫瘍科症例の治療成績に関する検討」についての研究
- 進行・再発食道癌治療のため当院で過去にニボルマブの治験に参加された患者さんの診療情報を用いた臨床研究について
- 大腸がん T1/T2, N(+)症例における術後補助化学療法の有用性
- 腎機能障害患者における大腸癌補助化学療法の検証
- 大腸癌術後補助化学療法における有害事象と予後の関連の研究について
- 高齢者における大腸癌術後補助化学療法の有効性と忍容性の研究について
Cancer Board
スタッフ紹介
外来診療日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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午前 | 山口 博紀 【心のケア外来】 |
山口 博紀 【心のケア外来】 |
大澤 英之 |
山口 博紀 【心のケア外来】 |
山口 博紀 |
午後 | 山口 博紀 【心のケア外来】 |
山口 博紀 |
大澤 英之 |
山口 博紀 【心のケア外来】 |
山口 博紀 |
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