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　10月1日（水）福祉の先進国として知られながらも、日本と同様に、少子高齢化で労働力の確保が課題になっているデンマークより国会議員等13名が本学を訪れ、SIP（戦略的イノベーション創造プログラム）及びCOI-NEXT（共創の場形成支援プログラム）に参加する研究者と議論し、ＡＩ＝人工知能を活用した最新の医療システムなどを視察しました。
　今回、日本の医療システムにおいて、健康福祉技術と人工知能がケア、診断、治療にどのように活用されているか、それを踏まえ、自治医科大学が進めるＡＩなどの最新テクノロジーを活用して医療従事者の負担を軽減させる取り組みに関心を寄せているということで、SIP等研究者と熱い議論を交わしました。
　また、一行はＩＣＵ（集中治療室）の患者に活用されているＡＩで患者の容体の変化を予測するシステムを視察し、病状の正確な理解や治療方針を判断する際のサポートになっていることに加えて、業務効率の改善につながっていることなどを医師が説明すると熱心に耳を傾けていました。
　視察したデンマーク国会議員の代表を務めたデンマーク議会厚生委員会の副委員長は「日本の医療システムでＡＩを活用した研究がこれほどのスピードで進んでいることに感銘を受けた。学んだことを持ち帰って社会に還元したい」と話していました。