大学紹介
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理事長あいさつ
学校法人自治医科大学
理事長大石 利雄
強い使命感と情熱にあふれた
総合的な能力を持つ医師、
看護職の育成に向けて
自治医科大学は、近代医学の恩恵に浴しにくい、へき地離島等の地域住民の健康を守り、医療に挺身する気概ある有能な総合臨床医を養成することを建学の目的に掲げ、昭和47年2月に設立されました。
当時我が国では、医師の絶対数の不足、特に山間へき地、離島、過疎地域における医師不足が深刻であり、昭和45年に、秋田大助自治大臣(当時)が、へき地等に勤務する医師養成機関を都道府県が共同して設立するという構想を表明し、それを受けて、栃木県河内郡南河内町(現下野市)の栃木県畜産講習所跡地に「自治医科大学」を設立することが決定され、昭和47年4月、無事開学を迎え本学の第一歩が記されました。
昭和53年3月に第1期生105名を送り出して以来、今日までに4000名を超える卒業生が本学を巣立ち、地域医療の第一線で活躍しております。
本学は、このように47都道府県が共同で設立している大学であることが大きな特徴であり、都道府県ごとに選抜された学生(医学部)は、郷里の熱い期待を担いつつ、全寮制の下で、日々たゆみのない研鑽を積んでおります。また卒業後は、各都道府県との連携の下、ほぼ100%に近い卒業生が出身都道府県における義務年限(概ね9年間)を円滑に履行しているだけでなく、義務年限終了後も多くの卒業生が出身都道府県で引き続き地域医療の実践に取り組んでいます。
平成14年には看護学部を開設し、卒業生は、前身の附属高等看護学校、看護短期大学の卒業生とともに、地域住民の保健医療、福祉分野で活躍しております。
今日、医師不足や医師の地域偏在が改めて深刻な問題となっており、地域医療に携わる有能な医師の確保が強く求められています。本学の経営環境も厳しさを増しておりますが、医療に恵まれないへき地等の住民や関係の都道府県の厚い信頼と期待に応えられるよう、これまで長年にわたり工夫を重ねてきた優れた教育システムと蓄積した実績を十分に活用し、今後とも、強い使命感と情熱にあふれた総合的な能力を持つ医師、看護職の育成に向けて更なる努力を続けてまいります。
関係各位の格段のお力添えを賜りますよう、切にお願い申し上げます。