脳ドック、アミロイドPET
膵癌ドック
PET-CT総合がん検診
さいたま市へのふるさと納税の返礼品に、当センターにおける各種検診の
割引チケット(10,000円、30,000円、50,000円)をご用意しています。
※通常の診療(保険診療)では使用できません。
総合健診部(脳ドック、膵癌ドック、PET健診)
スタッフ紹介 (令和5年6月現在)
部長(兼)脳神経内科准教授(学内准教授) | 﨑山 快夫 | 日本神経学会 専門医・指導医・代議員 日本内科学会 総合内科専門医・指導医 日本脳卒中学会 専門医・指導医 日本脳サプリメント学会 理事 日本脳ドック学会会員 |
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脳ドック部長(非常勤医師) | 石川 眞実 | 日本脳神経外科学会 専門医・指導医 日本脳卒中学会 専門医・指導医 |
部門の特徴
脳を主としたほぼ全身をカバーする検診として、平成7年11月に開設されました。大きな特徴として独立した検診施設でなく、既存の施設を併用し、関連スタッフの協力により運営されていることが挙げられます。当部(門)では、日本脳ドック学会のガイドラインに準拠して、検査項目を決定し、基準に沿った診断を実施しています。平成22年4月に第1回目の日本脳ドック学会施設認定審査をクリアし、同学会認定施設としてエントリーされました。(日本脳ドック学会認定施設No.10098)
平成31年10月よりPET健診を開始し、脳ドック部から総合健診部へ組織変更され、脳卒中と癌の早期予防という幅広いニーズに対応する画期的な部門となりました。
業務内容と実績
オープン当初、週1回木曜日受診枠4名での検診でスタートしましたが、脳ドック申込件数が年々増加傾向をたどり、予約から受診までの待ち期間が、10ヵ月に達する状況となりました。 平成15年8月より受診枠4名から6名へ拡大されたことにより、現在の待ち期間は、1~2ヵ月で推移しています。近年、さいたま医療センターのホームページをご覧になって申し込まれる方が増えており、 従来にもまして脳神経疾患の予防に対する関心の高まりが伺えます。また平成21年9月に拡大リニューアル移転が行われ、より快適な検診環境が実現され、受診者から好評をいただいています。 リピーター受診者の全体に占めるウエイトも増大し、現在では全体の40%を上回るなど、高いリピーター率となっています。満足度アンケートの結果もハード・ソフト両面にわたって好調な結果を持続しています。
2023年4月~2024年3月の脳ドック受診者総数は、145人(男性 80人、女性 65人、平均年齢 72歳)でした。下記に代表的データを示します。
脳ドックMR検査で発見された無症候性疾患
無症候性脳梗塞 | 20例 (13.7 %) |
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慢性脳虚血を表す白質病変 | 123例 (84.2%) |
無症候性微小出血 | 18例 (12.3%) |
脳動脈瘤疑い | 11例 (7.5%) |
その他の諸因子
高血圧 | 75例 (51.4%) |
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脂質異常 | 56例 (38.4%) |
糖尿病 | 30例 (20.5%) |
今後の活動目標・課題など
近年の国勢調査で、埼玉県の高齢者人口伸び率が全国一との発表があり、今後益々脳卒中および認知症の早期予防対策として、総合的な脳ドックのニーズの増大が見込まれています。
当脳ドックは、全体の約4割がリピーター受診者であり、その殆どがさいたま市近郊の元気な65歳以上の方です。高い支持率と好評を持続していけるよう、今後より一層、医科大学附属の日本脳ドック学会認定施設として、ハードソフト両面で最高レベルのクオリティーを提供していくとともに、PET健診とのタイアップにより、脳卒中と癌の予防健診という最もニーズの高い2つの領域のスペシャリティを掛け合わせ、当センターならではの総合健診施設作りを展開してゆきたいと思っております。
具体的には、脳ドック受診者がPET健診を申し込まれるケースが多く、セット受診での特典付加や当部門専門医による脳卒中・がん予防の公開講座の定期的な開講など、さいたま市民の皆様の予防意識を高めていただける最新の情報提供と、予防対策に効果的な総合健診システムをご案内し、地域住民の方々の脳と体の健康に貢献できることをめざしております。