診療科のご案内

栄養部

栄養部 理念図


スタッフ (2024年7月1日現在)

栄養部長 大河原 晋(腎臓内科 教授)
栄養室長 村越 美穂(管理栄養士)
栄養室長補佐 1名
主任管理栄養士 2名
管理栄養士 8名
給食委託会社職員
(管理栄養士、栄養士、調理師、調理補助)
72名

認定資格

日本病態栄養学会 病態栄養専門管理栄養士 8名
日本病態栄養学会・日本栄養士会 がん病態栄養専門管理栄養士 2名
がん専門管理栄養士研修指導師 2名
糖尿病病態栄養専門管理栄養士 1名
腎臓病病態栄養専門管理栄養士 1名
日本栄養治療学会 栄養サポートチーム専門療法士 6名
臨床栄養代謝専門療法士 専門領域がん 1名
日本栄養士会 静脈経腸栄養(TNT-D)管理栄養士 4名
日本糖尿病療養指導士認定機構 日本糖尿病療養指導士 7名
日本腎臓病協会 腎臓病療養指導士 2名
埼玉県知事 埼玉県肝炎コーディネーター 2名

施設認定

日本病態栄養学会 栄養管理・NST実施施設
日本栄養治療学会 NST稼動施設認定

栄養部の特徴

治療の一環として、栄養と食事から支援しています。

  • 入院食 安全でおいしい入院食の提供を心がけ、栄養療法を必要とする患者さんの目安となる食事を目指しています。
  • 栄養管理 入院中は、病棟担当管理栄養士による栄養管理を行い、NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)や各診療科カンファレンス、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム等で多職種と連携しながら、総合的に栄養状態を評価しています。必要に応じ入院前および退院後の支援(地域連携)、外来がん化学療法時の栄養管理に携わっています。
  • 栄養食事指導 患者さん個々の食生活上の問題点を考慮したうえで、ライフスタイルを尊重しながら、実践に結び付く支援を目標にしています。

業務内容と実績

1)入院食の提供

主治医が発行した食事箋に基づき、センター管理栄養士が患者さん個々の食事箋を管理し、献立を作成しています。 給食委託会社のスタッフは、大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省2017年6月16日最終改正)に則り、食材調達、調理、盛り付け、配膳を担っています。
食種は成人用約100種、小児用約20種を用意しており、大分類による食事提供数は以下の通りです。(表1)

当センターの嚥下調整食の形態はこちらをご覧ください。  嚥下調整食 PDFアイコン

入院される患者さんは、こちらの入院中のお食事をご覧ください。

表1

季節のお食事

6月の季節献立

6月の季節献立

七夕献立

七夕献立

小児 ハロウィン献立

小児 ハロウィン献立


2)栄養管理

医師・看護師と連携し、低栄養の可能性がある患者さんには、入院前からの栄養支援を行っています。
入院後は、入院診療計画書の「特別な栄養管理の必要性」が「有」の患者さんに、入院時栄養管理計画書を作成しています。2023年は入院患者さんの98%に作成しました。
管理栄養士は病棟担当制です。糖尿病教育入院カンファレンス、造血幹細胞移植リハビリカンファレンス、ICU・CCU EICU栄養カンファレンス、褥瘡カンファレンスなどに参加し、栄養管理に繋げています。
退院時は、在宅担当医療機関との栄養連携を図る観点から、退院前カンファレンスの参加や栄養情報提供書の作成に努めています。

栄養管理


3)栄養と食事の相談(予約制)

プライバシーが保たれた個室3部屋と、キッチン付の集団栄養食事指導室にて実施しています。
医師・看護師・管理栄養士による糖尿病透析予防指導、肝臓病教室、オンコロジーセンターにおいても栄養・食事の説明を行っています。2023年の栄養食事指導数は以下の通りです。(表2)

表2

減塩教室

減塩教室

4)NST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)

医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、言語聴覚士、歯科衛生士で連携し、回診・カンファレンスを実施しています。

NST


活動内容

  • 栄養不良患者さんの早期発見に関すること
  • NST回診及びカンファレンスの実施に関すること
  • 適切な栄養管理の実施に関すること
  • 栄養障害患者さんの経過報告の実施に関すること
  • 栄養管理中の感染性合併症の早期発見に関すること
  • NSTによる波及効果の確認に関すること
  • その他NSTに関する重要事項

5)実習・研修生の受け入れ(2023年)

病態栄養学会NST臨床研修受入施設として4施設4名を受け入れました。
5大学より2週間18名、3週間2名、5日間3名の学生に対して、実習を受け入れました。


学会発表等(2023年)

1)学会発表

  • 宮原 摩耶子:外来糖尿病患者の食事療法に対する準備状況の実態調査.第26回日本病態栄養学会年次学術集会,2023年1月13日,京都
  • 宮原 摩耶子:動脈硬化関連疾患栄養教育用簡易食品群別摂取頻度調査票-糖尿病版(DM-P1M1)を用いた新規栄養教育プログラムの効果.第66回日本糖尿病学会 年次学術集会,2023年5月12日,鹿児島市
  • 宮原 摩耶子:シンポジウム 持続可能なライフ・キャリアプランをみんなで考えよう~2024年に迫る医療者の働き方改革~(糖尿病医療者・研究者のダイバーシティをpromoteする委員会)管理栄養士による糖尿病療養支援-今後の在り方と課題-.第66回日本糖尿病学会 年次学術集会,2023年5月13日,鹿児島市

2)講演

  • 村越 美穂:多職種で考える褥瘡対策 管理栄養士の立場から.多職種で考える褥瘡対策セミナーin岩槻,2023年3月1日,Web
  • 村越 美穂:薬剤師も知っておこう!栄養サポートのキホン.第1回多職種連携カンファランス~がん患者の栄養管理について~,2023年4月18日,さいたま市
  • 宮原 摩耶子:第2回多職種連携カンファランス~注意が必要な臨床背景をもつ患者の栄養管理について~ 糖尿病患者への栄養サポート,2023年9月12日,さいたま市
  • 猪野瀬 渚:第2回多職種連携カンファランス~注意が必要な臨床背景をもつ患者の栄養管理について~ 慢性腎臓病患者への栄養サポート,2023年9月12日,さいたま市

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  • 研究番号  臨S21-048
  •  研究課題名 新規教育計画による糖尿病患者の食事療法実践行動に及ぼす効果検証研究
     研究責任者 宮原 摩耶子
     手続き資料 臨S21-048

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