看護学部
School of Nursing
テーマ2:地域ケア実践看護師の教育・支援システムの開発研究
目的
看護師がキュアとケアを統合できる卓越した地域ケアスキルを獲得するための教育体制及び地域ケアスキル獲得後のフォローアップシステムの要素とその関連を明らかにし、地域特性別及び医療施設の機能別の検討を加えてシステム構築のための指針を作成する。
研究計画
平成25年
- へき地診療所、へき地医療拠点病院、その他の地域医療支援病院における医師と看護師の協働実態、プロトコル作成プロセス、安全管理体制構築プロセス、看護師教育体制の調査
- 調査結果に基づき、プロトコル作成・安全管理体制構築を含む地域ケア実践看護師の教育体制構築を促進する又は阻害する要素の分析
- トレーニングのターゲットとなる看護師の特長の明確化
平成26年
- プロトコルや安全管理体制を含む教育体制の標準的指針の作成
- ターゲット看護師の所属施設や本事業の周知と受講者のリクルート
- リクルートした看護師の所属施設の地域特性や施設機能の特性に応じた次年度教育体制の検討
- トレーニング受講後の看護師のフォローアップ内容及び所属施設に必要な支援内容の検討の開始
平成27年
- プログラム第1次試案の教育実施体制の評価会議の開催、教育体制の見直し・改善
- 研修修了者のフォローアップ
- トレーニング受講看護師の地域ケア実践の成果と課題を明らかにするための方法について専門家会議を開催し検討
平成28年
- プログラム第2次試案の教育実施体制の評価会議の開催、教育体制の見直し・改善
- 研修修了者のフォローアップ
- トレーニング受講後の看護師のフォローアップ内容及び所属施設に必要な支援内容の明確化
- 地域特性別、施設の機能別の教育体制及びフォローアップシステムの検討
平成29年
- 研修修了者のフォローアップ(希望者)
- フォローアップシステムの見直し・改善
- 平成27年度及び平成28年度受講者の教育体制及びフォローアップ体制の評価
- 地域ケア実践看護師の地域特性別別・施設機能別教育・支援システムの指針の作成
- 日本型地域ケア実践モデル、わが国の地域医療における医師と看護師の協働モデルの作成
平成25年度研究計画
概要 | 実施内容 |
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- 対象
(1)へき地医療拠点病院263施設×3人(789)
(2)100床~400床未満・単科ではない・産科/小児科がある病院268施設×3人(804)
(3)附属病院派遣経験看護師120人 - 回収数(回収率)
(1)281人(35.6%)(2)233人(29.0%)(3)70人(58.3%) - 質問項目
看護援助に関すること(倫理的問題、コンサルテーション等)
医療技術に関すること(判断、技術)
看護管理に関すること(教育体制、医療施設内外の医療・ケア連携体制づくり等)
- 対象
全国のへき地診療所 - 質問項目
特定行為実施の実態と必要性の認識