看護学部

1年次では看護の基本を学びます。看護学部では、同じ目標をもつ仲間と共に主体的に学び、幅広い知識を身につけられる環境が整っています。演習では看護師役と患者役を経験し、看護される側の視点を理解しながら、より患者さんに寄り添った看護を身につけます。お互いにアドバイスをし合うことで新たな気づきが得られ、技術を向上させることができました。「対象の理解実習」では実際の現場を見学し、めざす看護師像や求められる役割について考えを深める機会となりました。

演習での紙に書かれた架空の患者さんへの看護展開とは異なり、実際に患者さんを受け持たせていただき、個別性のある看護を実践することは難しかったです。しかし、支え合える仲間や普段の授業でお世話になっている先生方、臨床指導者の方からのサポートを受け、学びの多い1ヶ月間になりました。今回得た学びを糧にし、この先の看護実践に活かしていきたいと思います。

3年次は看護師と保健師の実習が中心となり、講義や演習で学んだ内容を実践します。前学期は病棟実習を通じて、急性期から回復期・慢性期の患者さんとその家族に対する個別性を踏まえた看護を学びました。後学期は市町村や保健所など地域で実習を行い、地域での健康増進に向けた看護実践を学びます。実習中、どのように看護を展開するか悩むこともありましたが、教員や指導者の助言、仲間との支え合いを通じて課題を解決し、学びを深めることができました。

4年次では、これまでの学びをもとに看護実践上の課題を見つけ、研究に取り組む看護総合セミナーがあります。自分の関心のある看護実践課題をテーマに実習を行い、その結果をもとに文献などを活用して考察を深め、研究レポートを作成します。辛く大変なこともありましたが、丁寧に指導してくださった先生方や共に頑張った仲間が支えとなり、自己のテーマに真摯に向き合うことで、患者さん中心のより良い看護を追求でき、充実した学びを得ることができました。