看護学部 School of Nursing

看護学部

School of Nursing

母性看護学

Maternity Nursing

母性看護学

「母性看護学は、女性の一生を通した性と生殖に関わる健康の促進に向け、看護が必要な状況や援助方法について理解する科目です。なかでも、妊娠、出産、育児は女性やその家族にとって大きな出来事です。

1年次には周産期(妊娠・出産・育児期)にある女性とその家族を身体的側面及び心理社会的側面から総合的に理解して、母性看護の役割を学ぶとともに、周産期に生じやすい倫理的問題について考えます。2年次には、周産期にある母子と家族のアセスメントと援助の具体的な方法について、講義や演習を通して学び、3年次にはそれまでの学びを総括し、実習を通して健康課題のある周産期の母子と家族への看護について学びます。4年次には総合実習として、それぞれの学生が一番関心の高い部門で、改めて高度な実習を展開します。そのうち母性看護学では、産科病棟のほか新生児集中治療部(NICU)でも実習しています。

研究・社会活動


本調査は、看護学部共同研究費(*)をもとに実施しました。
*本学部教員が臨地実習関連施設職員等、本学の教育に協力していただく方々と行う共同研究を助成する制度

社会活動

「にんしんSOSとちぎ」への支援

栃木県助産師会は、栃木県からの委託を受けて、2021年11月から、思いがけない妊娠で悩んでいる人のための相談窓口として「にんしんSOSとちぎ」を開設しました。母性看護学の教員や大学院の修了生が、相談員として、また調整役として、この活動を支援しています。

多胎プレファミリー教室開催協力

母性看護学では令和4年度より、ピアグループ「とちぎ多胎ネット」の企画の、多胎妊娠中のカップル対象の『プレパパママ教室』の学部内での開催をサポートしています。この教室では、外出が可能な妊娠期に、産後早期に利用できる社会的サポート情報を得たり、多胎児をもつ先輩パパママとの情報交換をしたりしています。入院中の多胎妊婦さんもオンラインで参加できます。昨年開催分では、プレパパが、先輩パパとの交流を通して、出産後の育児のイメージ化と、多胎の子育てと仕事との両立の難しさを実感との感想を述べていました。令和5年度からはサポート対象者を家族に拡大した『プレファミリー教室』として定期開催する予定だそうです。母性看護学の教員は今後も、この開催を含め、地域でのピア活動をサポートしていきます。

母性看護学:多胎プレファミリー教室開催協力