ニュース&トピックス

令和3年10月10日（日）『地域医療 with コロナ 2』をテーマに「地域医療フォーラム2021」が開催されました。今回も、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、Web会議システムを用いました。

全国各地から、行政関係者、教育関係者、各地の病院に勤務する先生方など総勢256名の参加がありました。はじめに、「ウィズコロナ時代の医療と医学」と題して永井良三学長からの基調講演があり、次に「次世代のための地域医療構想～大学病院と県庁の連携を試みて～」と題して千葉大学医学部附属病院次世代医療構想センター長の吉村健佑先生、また、「コロナ時代における在宅医療と地域医療の最前線」と題して医療法人社団 悠翔会 理事長・診療部長の佐々木淳先生よりご講演をいただきました。それぞれの先生方の講演は、これからの地域医療、社会の在り方を考える上で大変示唆に富む内容でした。「総合討論」では講師の先生方に、事前に参加者から寄せられた質問、チャットに投稿された質問、地域医療フォーラム実行委員からの質問にお答えいただきながら、議論を深めました。

新型コロナウイルス感染症という国難を経験する中、これまでの地域医療フォーラムにおける議論を基に、これからの地域医療、持続性のある社会をどのように構築してゆくのかという大きな課題に対して多くの示唆が得られました。他者との精神的な繋がりを大切にすること、グローカル公共哲学、これからの地域医療構想、急性期在宅医療と医療提供体制など、今後の地域医療を考える上で大変貴重な機会となりました。