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[大学]「地域医療フォーラム2022」が開催されました

一般情報

 令和4年10月8日(土)、「地域医療フォーラム2022」がテーマを『これからの地域包括ケア~多様な場や人が繋がるケアを考える』、さらに自治医科大学創立50周年を記念して、コンセプトをホームカミングデーとし、現地会場(自治医科大学 地域医療情報研修センター)とWeb(Zoomウェビナー)とのハイブリッドにて開催され、全国各地から総勢340名の参加がありました。

 はじめに、「コロナが促した地域医療構想と医療情報改革」と題して永井良三学長からの基調講演があり、次に「地域包括ケアシステムの進化・広がり・深まり ―地域医療の視点から―」と題して埼玉県立大学 理事長・慶応義塾大学 名誉教授 田中 滋先生、また、「連携と協働でつくる地域包括ケア」と題して市立大森病院 院長 小野 剛先生よりご講演をいただきました。「総合討論」では講師の先生方に、地域医療フォーラム実行委員からの質問、現地より参加された方からの質問、チャットに投稿された質問にお答えいただきながら、議論を深めました。

 永井学長からはコロナ禍を経て見えてきたわが国の特に医療における課題とその解決に向けた方向性、田中滋先生と小野剛先生からは地域包括ケアという概念とその構築を通じて、本学の卒業生が地域で展開してきた医療の来し方、そして今後の在り方、特に田中滋先生が比喩として用いられた「地域を耕す」という捉え方、小野剛先生が講演で述べられた「地域最適」を目指す医療とは何かなど、極めて多くの示唆が得られました。

 「地域医療フォーラム」は、これからも地域医療の充実に向けて、全国の関係者の方々に積極的に参加していただけるフォーラムを開催していきます。

松村正巳センター長
永井良三学長
田中滋先生
小野剛先生
総合討論の様子