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　令和5年10月14日（土）、自治医科大学 教育・研究棟1階 講堂において、「人をつなぐ地域の拠点づくりからみる“これからの地域包括ケア”」をテーマに「地域医療フォーラム2023」が開催され、全国各地から多数の参加がありました。

　はじめに、「国の地域医療対策について」と題して厚生労働省 医政局地域医療計画課 医師確保等地域医療対策室長 谷口 倫子先生からの基調講演がありました。次に「地域包括ケアを巡る動向」と題して地域医療学センター地域医療学部門 小谷 和彦教授、「“お互い様”が救う へき地の地域包括ケア」と題しておおい町国民健康保険名田庄診療所 所長 中村 伸一先生、「都市部の中でのこれからの地域包括ケア～一人暮らしだけれど独りぼっちじゃないを目指して～」と題して認定ＮＰＯ法人マギーズ東京 センター長/（株）ケアーズ代表取締役/白十字訪問看護ステーション 統括所長/暮らしの保健室 室長 秋山 正子先生よりご講演をいただきました。「総括討論」では永井学長と小谷教授を座長に、講師の先生方から、参加された方からの質問にお答えいただきながら、議論を深め、最後に永井学長より総括をいただきました。

　講演を通して、地域包括ケアを進める上で、ワンストップ対応を実現するようなコアとなる医療、保健、看護、介護の拠点が必要であることが示されました。総括討論では、拠点づくりの方策、また、これに関連して、かかりつけ医機能の要件や、情報連携（DX）の推進について議論しました。

　「地域医療フォーラム」は、これからも地域医療の充実に向けて、全国の関係者の方々に積極的に参加していただけるフォーラムを開催していきます。

永井良三学長

小谷和彦教授

谷口倫子先生

中村伸一先生

秋山正子先生

総括討論の様子