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　「第11回やぶ医者大賞」に本学医学部卒業生の中嶋 裕医師（山口県25期）が選ばれました。

　やぶ医者大賞は、「やぶ医者」の語源が「養父に住む名医」との説にちなみ、兵庫県養父市が地域医療などの発展に寄与するため平成26年に創設しました。へき地の公的病院、または診療所に5年以上勤務する50歳以下（4月1日現在）の若手医師が対象となり、審査会は6月22日に兵庫県養父市で開催されました。

　山口市徳地診療所で勤務されている中嶋医師は、「答えはご本人の中にある、医師はサポーター！」をモットーに、どこの限界集落にも往診に出向き、患者家族の気持ちに耳を傾け、寄り添った医療を実現しています。人口が減少する地域でも、地域の人が自宅や地域での生活で無理なく過ごせるよう、医師だけでなく多職種が連携して地域を見守ることができる医療人の育成に努めておられます。また、無医地区で月2回、医療MaaSによる遠隔診療を導入するなど、新たな技術も積極的に活用しながら献身的に活動されています。地域に身近な診療所として、情熱を持って取り組まれている姿が評価されて今回の受賞となりました。

　表彰式は11月16日（土）、養父市内で執り行われます。
　受賞された先生方の今後のご活躍を祈念いたします。