診療科紹介
診療体制
日勤、夜勤の完全2交代制を軸とした勤務体制(主治医制ではなく担当医制です)でシフトしています。診療勤務時間以外は、自身の研究課題に取り組んだり、オフザジョブトレーニングコースで指導を行ったり、勉強会に参加し、自己研鑽を常に行うことを忘れず、次の勤務に備えています。オンオフがはっきりしたこの体制は、ミスの許されない緊迫した状況の判断や多数の救急患者・家族対応を限られた時間で行う救急医療において不可欠であると考えています。
交代制であるため、朝夕のカンファレンスや回診においては、時間をかけて方針の確認を行い、どの時間帯でも同じ医療が提供できるような体制の構築を常に心がけています。通常の日勤時間帯のみならず、時間外は救急科スタッフ(3次救急・2次救急)2名、集中治療部スタッフ2名、CCUスタッフ1名、シニアレジデント2名、ジュニアレジデント2名、救急科病棟当直1名の10名体制で救急科勤務を行っています。夜間・休日等は必ず勤務内に救急科医師が2名入るようになっています。救急患者の診察は、私たち救急科がすべて行いますが、診察・治療の必要性に応じて、各科の当直医やオンコールの医師と連携をとりながら運営を行っています(夜間・休日時間帯には院内に、内科系・外科系・集中治療部・CCU・心臓血管外科などの当直が常時待機しており、高度な専門医療に迅速に移行できる医療体制をとっています)。
治療方針
救急患者の円滑な受け入れを行う
24時間365日、安全で確実な救急医療の提供を行う
緊急度を優先して診療をすすめ、早期全身状態の安定化を図る
高度先進医療を必要とする患者さんに対しては各科診療科と協力して対応する
スタッフ紹介 (令和6年5月1日現在)
守谷 俊
職名 | 教授、センター長補佐、科長、救命救急センター長 |
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資格等 | 医学博士
救急医学、災害医学、外傷外科 救急科指導医・専門医、集中治療専門医、脳神経外科学会専門医、脳卒中指導医・専門医、外傷専門医、脳神経外傷学会認定指導医 社会医学系指導医・専門医、蘇生法指導医、臨床神経学会認定医(脳波分野、筋電図、神経伝導分野)、インフェクションコントロールドクター(ICD) ICLSワークショップディレクター、ICLSディレクター、JATECインストラクタートレーナー、AHA BLS インストラクタートレーナー、AHA ACLSリードインストラクター 日本DMAT統括・日本DMAT登録者、埼玉DMAT登録者、埼玉県地域災害医療コーディネーター 臨床研修プログラム責任者養成講習修了、臨床研修指導医講習修了 日本大学客員教授、St. Vincent Medical College Hospital, Trauma and Disaster division, Visiting Professor |
柏浦 正広
職名 | 講師、救急救命センター副センター長 |
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資格等 | 救急医学、集中治療医学、中毒学
救急科指導医・専門医、集中治療専門医、総合内科専門医、認定内科医、抗菌化学療法認定医 日本中毒学会認定クリニカル・トキシコロジスト、インフェクションコントロールドクター (ICD) ICLSディレクター、JMECCインストラクター 日本DMAT登録者 臨床研修指導医講習修了 |
安田 英人
職名 | 学内講師、救命救急センターEICU医長 |
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資格等 | 医学博士
救急医学、集中治療医学 救急科専門医、集中治療専門医、呼吸療法専門医、IVR専門医、日本臨床栄養代謝学会認定医 FCCSインストラクター 臨床研修指導医講習修了 慶應義塾大学病院臨床研究推進センター (CTR) 教育研修部門特任助教 |
田村 洋行
職名 | 病院助教、救命救急センター病棟医長 |
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資格等 | 救急医学、消化器病学、脳卒中、総合内科
救急科専門医、認定内科医、消化器病専門医、総合内科専門医、消化器内視鏡専門医 ICLSディレクター、ISLSファシリテーター、PTLSインストラクター、JMECCインストラクター、JATECプロバイダー 臨床研修指導医講習修了 |
富永 経一郎
職名 | 助教 |
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資格等 | 救急医学、外傷
救急科専門医 JATECインストラクター、JPTEC、ACLS、ICLS、FCCSプロバイダー、PFCCSプロバイダー、CVCプロバイダー 日本DMAT統括 臨床研修指導医講習修了 |
岸原 悠貴
職名 | 病院助教 |
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資格等 | 救急医学、集中治療医学
救急科専門医、集中治療専門医 東京DMAT登録者 臨床研修指導医講習修了 |
平良 悠
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
救急科専門医 JPTECプロバイダー |
森 仁志
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
救急科専門医、麻酔科標榜医、脳血栓回収実施医 航空医療学会認定指導者 |
新里 祐太朗
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
救急科専門医 臨床研修指導医講習修了 |
大石 高稔
職名 | 臨床助教 【自治医科大学附属病院小児集中治療部 研修中】 |
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資格等 | 救急医学(小児救急)
救急科専門医、小児科専門医 JATEC プロバイダー、BLS プロバイダー |
朝倉 崚介
職名 | 臨床助教 【獨協医科大学埼玉医療センター 放射線科 研修中】 |
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資格等 | 救急医学
麻酔科標榜医 |
熊井戸 悠喬
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
ICLSインストラクター |
小池 翠
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
JPTECプロバイダー |
伊勢 義仁
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学 |
酒本 健汰
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学 |
中島 千里
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学
ICLSインストラクター |
小松 睦実
職名 | 臨床助教 【八戸市立市民病院 救命救急センター 研修中】 |
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資格等 | 救急医学 |
白岡 裕毅
職名 | 臨床助教 【都立墨東病院 高度救命救急センター 研修中】 |
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資格等 | 救急医学 |
小池 倫生
職名 | 臨床助教 【島根大学医学部附属病院 高度外傷センター 研修中】 |
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資格等 | 救急医学 ICLS インストラクター、PALSプロバイダー |
東郷 志穂
職名 | 臨床助教 |
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資格等 | 救急医学 |
富田 みずの
職名 | 看護師(NP教育課程修了者) |
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資格等 | 救急診療
診療看護師、呼吸療法士、保健師 |
小田 貴士
職名 | 救急救命士 |
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資格等 | 病院間患者搬送
救急救命士、准看護師 ICLSインストラクター、JPTECプレインストラクター、MCLSプレインストラクター、BLSプロバイダー(AHA)、B-HELPプロバイダー 消防・救急緊急自動車運転技能者課程修了(中型) |
坪井 謙
職名 | 学外講師 【さいたま市民医療センター院長補佐、救急総合診療科科長】 |
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資格等 | 救急医学、総合内科学
日本内科学会指導医、総合内科専門医、救急科専門医、脳神経血管内治療専門医、脳卒中指導医、総合診療専門医特任指導医 ICLSワークショップディレクター、ICLSディレクター、ISLSコースコーディネーター、JMECCディレクター、日本災害医学会セミナーインストラクター 日本DMAT登録者、埼玉県地域災害医療コーディネーター 臨床研修指導医講習修了 |
天笠 俊介
職名 | 非常勤講師 【国立成育医療研究センター救急診療部救急診療科医長】 |
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資格等 | 医学博士
救急医学(小児救急)、集中治療医学 救急科専門医、小児科指導医・専門医、集中治療専門医 臨床研修指導医講習修了 |
本多 英喜
職名 | 非常勤医員 【横須賀市立うわまち病院副病院長、救急救命センターセンター長】 |
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資格等 | 救急医学
救急科指導医・専門医、総合内科専門医、日本PC学会認定医・指導医、日本中毒学会トキシコロジスト |
田戸 雅宏
職名 | 非常勤医員 【すずき整形外科脳神経外科】 |
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資格等 | 医学博士
救急医学、脳神経外科 救急科専門医、脳神経外科指導医・専門医、脳神経外傷学会認定指導医 日本DMAT登録者、埼玉DMAT登録者 臨床研修指導医講習修了 |
小山 洋史
職名 | 非常勤医員 【湘南鎌倉総合病院集中治療部部長】 |
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資格等 | 救急医学、集中治療医学、超音波診断学、感染症学
救急科専門医、集中治療専門医 ABCD sonography インストラクター、日本赤十字社海外派遣要員 |
葵 佳宏
職名 | 非常勤医員 【インターナショナルSOSメディカルダイレクター】 |
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資格等 | 救急医学、航空搬送
救急科専門医、麻酔科標榜医麻酔科専門医、航空医療認定指導者、認定産業医 |
波多野 裕理
職名 | 非常勤医員 |
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資格等 | 救急医学
救急科専門医 |
古川 誠
職名 | 非常勤医員 【日本大学医学部救急医学系救急集中治療医学分野助教】 |
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資格等 | 医学博士
救急医学、外傷学、集中治療医学、IVR、病院前救護 日本救急医学会指導医、救急科専門医、集中治療専門医、外傷専門医 JATECインストラクター、ICLSインストラクター 日本DMAT登録者、東京DMAT登録者 臨床研修指導医講習修了 |
小澤 継史
職名 | 非常勤医員 【虎の門病院集中治療科医員】 |
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資格等 | 医学博士
救急医学、麻酔、疼痛管理 救急科専門医、麻酔科専門医・指導医、ペインクリニック専門医 臨床研修指導医講習修了 |
崎原 永立
職名 | 非常勤医員 【国立成育医療研究センター救急診療部救急診療科フェロー】 |
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資格等 | 救急医学
救急科専門医 |
松本 松圭
職名 | 社会人大学院生 【済生会横浜市東部病院重症外傷センター長】 |
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資格等 | 救急医学、外傷外科
救急科指導医・専門医、外科専門医、外傷専門医、Acute Care Surgery 学会認定外科医 |
小幡 佳津明
職名 | 客員研究員 【関野病院医療技術部部長】 |
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資格等 | 超音波診断学
超音波検査士(消化器、健診)、心臓リハビリテーション指導士、CPAP療法士 |
安部 啓介
職名 | 客員研究員 【株式会社ケーズメディカル代表取締役】 |
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資格等 | 超音波診断学
超音波検査士(循環器・腹部)、血管診療士 ICLSインストラクター、AHA BLS・ACLS プロバイダー、AMA BDLSプロバイダー、MOT (技術経営学専門職修士) |
スタッフ募集
自治医科大学附属さいたま医療センター救急部は、2014年11月に新体制がとなりスタートしました。スタートには当初2名の医師のみでしたが、2015年4月は5名、2016年4月には10名、2017年には17名となりました。現在は、18名のメンバーで運営を行っています。
しかしながら、救急科はやらなければならないことがあり、まだまだスタッフを募集しています。スタッフとして働いていただける先生および救急科研修として専門医プログラム(救急科は基幹病院として登録しています)など、お気軽にご相談ください。
院内で担当していただくのは、救急初療(一次から三次)、救命救急センター(救命ICU)および救急科入院患者の病棟管理および手術(救急科医師が主治医となります)です。
救急部以外の集中治療部でも仕事をすることが出来ます。気取らずに、明るい雰囲気で仕事をすることができます。学会活動や論文作成なども指導いたします。現在は、さまざまな経歴の医師が在籍しており、出身大学もいろいろで学閥を気にすることはありません。
採用には救急科専門医がなくても問いません。ご興味のある方は救急部教授 守谷 俊(tmoriya@jichi.ac.jp)までご連絡ください。
救急車受け入れ状況
救急車の受け入れ状況を示します。応需とは救急車の受け入れ要請に対して自治医大さいたま医療センターに搬送を指示した件数を示します。不応需とは多数の救急患者を診察中でお断りせざるを得ない場合や、入院するためのベッドが全くない場合に救急車の受け入れ要請をお断りするものです。
不応需の件数が多いと判断する方がいらっしゃるかと思います。その判断は皆様にお任せします。しかしながら、救急車の受け入れ件数はさいたま市の救急医療機関の中でも上位です。2015年7月1日からは、多数の病院で受け入れが不応需(病院で受け入れができなかった)となった案件に対して、受け入れを行う県の事業に参画しております。
少しでも皆さんの救急要請にお応えできるように努力をしてまいります。そうした意味を込めてデータを公表することにしました。この4月からは3次救急医療体制による救急者受け入れを開始しました。そのため、棒グラフの表し方が少し変わりました。
私たち、救急部の医師は、救急車の要請を"地域からの要請"と理解してできるだけ多くの救急要請に対応しています。
救急科医師の教育活動
救急科医師は日常の診療のみならず、救急に関わる可能性のある分野で仕事を一緒に行う救急救命士、看護師、柔道整復師、スポーツインストラクターなどの後進の指導、一般学生への救急の普及・啓蒙を積極的に行っております。
- St. Vincent Medical College Hospital
- Queensland University
- Hong Kong University
- Taiwan University
- 埼玉県消防学校
- さいたま市・上尾市・伊奈町・県央(さいたま中央MC)消防本部
- 東京消防庁消防学校
- 日本体育大学
- 愛知淑徳大学(予定)