診療科のご案内

患者のみなさまへ・ご紹介いただく先生方へ

外来診療

紹介患者診療スケジュールは、こちらをご覧ください。

予約外の診療については、当院での迅速な対応が必要な場合は極力対応いたしますが、近隣の医療機関への受診をお勧めする場合もあります。

入院診療

入院時に主治医が決まります。主治医が中心となって治療しますが、その他の医師もカンファレンスで患者を熟知しますので、他の医師も準主治医となります。夜間、休日などの時間外は、その時間帯の担当医が主に対応いたします

診療実績

近年、近隣からの紹介が多く、手術件数が増加傾向にありますが、年齢やADLなどを考慮し、各々の方々に対して最善の治療方法を選択するようにしています。高齢で日常生活に支援が必要な方や、全身麻酔のリスクが高い方においては手術適応について慎重に検討し、緩和的な治療方針をお勧めする場合もあります。一方、高齢な方でも手術により今後の生活の質の改善が見込める場合は、手術を提案いたします。高齢な方でも良好な術後経過をたどる方が多数いらっしゃいます。医学的な手術の必要性だけではなく、個人の考え方も尊重し、手術適応について判断するようにしています。
悪性のグリオーマや中枢神経原発悪性リンパ腫に対する化学療法にも対応しております。放射線治療についても対応しております。定位放射線治療については他施設と連携し診療いたします。
脳血管障害の手術については、血管内治療が特に増加していますが、開頭術の方が適している場合には開頭術をお勧めします。 動脈瘤の治療については、カンファレンスにて開頭術がよいか血管内治療がよいか全例検討を行い、治療方針を提供するようにしております。開頭術ではバイパス術を併用した脳動脈瘤頚部クリッピング術にも対応いたします。頸動脈狭窄症については、頸動脈ステント留置術が増加傾向にありますが、適していると判断した場合は頸動脈内膜剥離術を行なっております。内頚動脈閉塞例においては、脳血流の評価を行い、手術を行なった方が良い方には血行再建術を行なっています。また、内頚動脈閉塞例においても血管内治療が可能な場合は血管内治療を行う方針とすることもあります。
近年、脊椎脊髄疾患の手術件数も増加傾向にあります。2019年は脊髄腫瘍の手術件数も7例になり、増加傾向です。髄外腫瘍のみならず、髄内腫瘍にも対応しております。硬膜動静脈瘻の直達術にも対応いたします。変性疾患についても、顕微鏡を使用した手術を行っており、術中の出血量は少量です。高齢な方であっても術前の日常生活動作が保たれている方の場合は術後1〜2週間で自宅退院される方が多いです。高齢な方でも、手術により健康寿命が延長できると見込まれる場合は手術をお勧めしております。

患者数(2024年1月~12月)

外来 新来患者数 280人
再来患者数 6,783人
入院 504人

手術症例病名別件数(2024年1月~12月)

脳腫瘍 開頭腫瘍摘出術49
広範囲頭蓋底腫瘍摘出術0
下垂体腫瘍(Hardy)7
生検術11
血管障害 脳動脈瘤クリッピング術9
脳動静脈奇形摘出術2
バイパス術7
CEA0
開頭血腫除去7
内視鏡下血腫除去1
外傷 慢性硬膜下血腫穿頭ドレナージ37
急性硬膜下血腫 開頭血腫除去11
急性硬膜外血腫 開頭血腫除去2
脳室ドレナージ 6
水頭症手術 シャント術13
内視鏡手術(ETV,透明中隔開窓)4
脊椎脊髄疾患 脊髄腫瘍4
頚椎前方固定術3
頚椎後方固定術0
頚椎後方除圧術9
胸腰椎後方除圧術7
胸腰椎固定術9
腰椎椎間板ヘルニア摘出4
硬膜動静脈瘻流出路遮断術0
SSシャント術1
キアリ奇形 大孔減圧術1
微小血管減圧術 3
血管内手術 頸動脈ステント留置術45
脳動脈瘤コイル塞栓術34
フローダイバーター留置術17
経皮的血栓回収術30
硬膜動静脈瘻塞栓術17
腫瘍栄養血管塞栓術9
頭蓋内血管ステント留置術5
動静脈奇形塞栓術4
その他1

臨床研究に関する情報公開

  • 研究番号 SJ24-019
  • 一般社団法人日本脳神経外科学会データベース研究事業(Japan Neurosurgical Database:JND)
    SJ24-019研究説明資料

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