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学生VOICE

学生VOICE

藤塚瑞穂

医学部2年
藤塚瑞穂 群馬県立高崎女子高等学校卒業
(平成29年4月取材)

専門性の高い科目の関連性が見えてくる

1年次の2学期から基礎医学を受講するようになり、医学部らしい授業が始まりました。生化学、人類遺伝学、解剖学、発生学、組織学など、高校の生物との関連性を持ちながらも、どの科目も学ぶ量が非常に多く、寮では友人と一緒に勉強する習慣が身につきました。また、教室や実習室では、先生方が学生一人ひとりの疑問や課題にも的確な指導をもって応えてくれます。

それぞれの科目を学ぶ中で、次第に科目間の関連性も見えてきます。例えば数人の学生グループでご献体を解剖する実習と並行して、各臓器や組織の形成過程を学ぶ発生学の講義を受けたため、解剖実習中に感じた人体の構造の複雑さも理にかなっていることを理解するとともに、基礎医学を学ぶ面白さを感じることができました。

卒業後の自分を具体的にイメージする

こうした座学や実習を通して、医学部生が医師になっていく過程を自覚できるようになりました。また、1年次の夏に出身県で行う早期体験実習では、私が理想とする地域医療に取り組む医師の診療所を訪ねましたが、そこで、何気ない日常の出来事を語る患者さんに耳を傾けるあたたかな診療を目の当たりにして、卒業後のイメージも入学時に比べ具体化されました。私が目指す医師とは、なかなか表には見えてこない部分で困ったり苦しんだりしている人にとって、社会的な背景や精神的な課題も含めて役に立てるようになること。そのため大学で学ぶことはたくさんありますが、先生や先輩に支えられ、かつ同級生と支え合いながら、理想の実現を目指したいと考えています。

自治医科大学の学生は、地域医療に対する志が高く、学修に前向きに取り組み理想を追求している人が多いので、その仲間たちと一緒に学んで成長していけば、一歩ずつ自分がなりたい医師に近づいていけると確信しています。

栗林完

医学部4年
栗林完 鹿児島県ラ・サール高等学校卒業
(平成29年4月取材)

仲間とともに、一歩ずつ理想の医師に近づく学修法

自治医科大学で私は、仲間と協力し合いながら学修するスタイルが身につきました。学生寮には、ラウンジを囲む部屋の学生が集まり一緒に勉強する伝統があります。医学部では、高校までとは比べものにならないくらい広い範囲を学びますから、一人では心が折れそうな状況も、仲間が勉強に取り組む姿に背中を押され乗り切ってきました。必ずしも疑問点や関心を共有しているわけではありませんが、友人の会話から自分も十分に理解していなかったことに気付かされることが多々ありました。

医師になるための学修は、順位を決めるためのものではありません。しかも臨床の現場では、ここまで学んでおけば大丈夫という、範囲を限定した学修では通用しません。理想は仲間全員が余裕を持って医師国家試験に合格し、地元に戻ることです。誰もが卒業後を想定しつつ、将来それぞれの地域で医療に取り組めるよう一歩ずつ一緒に理想とする医師に近づいていきたいと日々研鑽し、学修しています。

離島の島民から信頼される医師を目指して

私の出身地である鹿児島県は離島が多く、1年次には屋久島、2年次には奄美大島の診療所を訪ね、地域医療の現場を見学しました。そこでは診療科を問わず、どんな症状にも医師が対応し、島民の皆さんに安心感を与えていました。聴覚に障がいがある患者さんに対してもじっくりコミュニケーションを取りながら診察するなど、周囲から信頼されている姿を見て、へき地医療に取り組む意欲を新たにしました。4年生になり、いよいよBSLで患者さんと接します。島の医療を支える総合医は患者さんだけでなく、その家族や地域社会への働きかけも求められますが、まずは焦らず目の前の患者さんの訴えを正しく理解し、その場で的確な診断を出来るようになることが現状の目標です。

藤村亮

医学部6年
藤村亮 香川県立高松高等学校卒業
(平成29年4月取材)

座学で学ぶすべてが、臨床に活かされる

今振り返ると、3年次までの学修は試験に合格することを目的とした取り組み方だったように思います。教科書に書かれていることや講義で教わったことを、試験直前に丸暗記し何とか試験に合格しますが、終わるや否や忘れてしまう。しかし、4年次からのBSLで患者さんと接するようになり、それまで学んできた基礎医学や系統講義のすべてが臨床に活かされることを実感しました。しかも、病名から症状を覚えていく座学とは反対に、臨床では患者さんが訴える症状から疾患を特定しなければなりません。あらゆる可能性から診断と診療法の決断を下すためには、基本的な知識を確実に自分のものにした上で、その応用力が求められます。さらに自分の医学を発揮するためには、患者さんとコミュニケーションが取れることが前提です。BSLでは医学生としての診療を任されながらも、先生が脇についていてくれます。しかし卒業後の地域医療、特にへき地医療では自分一人で対応しなければなりません。臨床を経験し、その責任を痛感しました。

地域医療を全うしつつ、医師としての選択肢を広げる

自治医科大学で学ぶ学生は、誰もが地域医療に対する強い意志を持っています。私の出身地である香川県も山間のへき地や瀬戸内の島では、医療資源の限られた環境の中、医師一人で住民の健康を支えます。それを想定し、5年次3学期の選択必修BSLでは、地域での対応が必須ながら学修する時間が十分でなかった産婦人科と小児科を選択しました。一方、医学生のうちに経験しておきたいことにも挑もうと考え、自治医科大学の交換留学制度を利用し、タイで感染症を学ぶことにしました。外の世界を見て地域医療に活かせることがあるはずですし、義務年限明けに専門医を目指したり研究に取り組んだりという医師としての可能性や選択肢を広げておくためです。

菅原未来

医学部3年
菅原未来 茨城県江戸川学園取手高等学校卒業
(平成29年4月取材)

将来のイメージが鮮明化し可能性の広がりを実感する

自治医科大学で2年間学び、私が目指す在宅医療のイメージが具体的かつ鮮明になりました。入学前に思い描いた在宅医療とは、患者さんが自宅で人生を全うする支えになることでした。しかし、実習で福祉施設を訪ねるなどの経験を重ねていく中で、多様な家族のあり方を知り、患者さんの背景にある家族の実情や地域の特性に即した臨機応変な対応が求められることを理解しました。

また、同郷の先輩が開いてくれた女子会に参加し、出産や育児など女性医師ならではのキャリアについても考えるようになり、同時に卒業後のキャリアを固定して考えなければ、さまざまな可能性が開けることも理解しました。

城戸信二

医学部5年
城戸信二 愛媛県立大洲高等学校卒業
(平成29年4月取材)

BSLで勉強法を一新し知識修得に自らアプローチ

4年次にBSLが始まり、受け身がちだった学修法を改めました。BSLでは2週間ごとに診療科が変わります。立ち止まって考え込んでいては、次々と局面が展開する進度に着いていけず、またテスト前のような知識の詰め込みでは、臨床での貴重な経験が定着しません。そこで、小さな疑問も放置せず、その場で解決するよう先生に質問をし、その都度資料を見返し少しずつでも確実に知識を貯える学修法に変えました。

自分からアプローチする学修は楽しく、知識の修得への積極性も増しました。地域医療に就いてからも医学の最新動向を理解できるよう、海外の論文を読み解くセミナーに参加しています。

椁隼人

医学部6年
椁隼人 東京都巣鴨高等学校卒業
(平成29年4月取材)

患者さんの訴えを聴きつつ同時に診療法を考案する

英文は読解できるのに、英会話を交わせない。4年次にBSLが始まった当初は、そんな歯がゆさに似た思いをしていました。臨床では患者さんの訴えを聴くだけで精一杯。疾病の特定や診療プランの考案が追い付きません。2年間の臨床実習を経て、ようやくそれらを同時にできるようになりました。

東京都出身の私は、卒業後に伊豆諸島や小笠原諸島での診療が待っています。離島の医師は診察や診療だけでなく、生活を通して島民の健康を支えます。数年後、自分がその役割を担うことを想像し、医療資源の限られた環境で島の人の医療ニーズに応えるため、卒業までに医療人としての総合力を鍛えたいと考えています。