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学生VOICE

学生VOICE

藤塚瑞穂

医学部2年

藤井 陽加 工イプリル 富山県立富山中部高等学校卒業

医学の視点で人文社会学系の科目も学ぶ

1年次の総合教育科目は、人文社会学も学びますが、多くの授業で医学の視点や切り口が取り入れられています。例えば私が選択した文化人類学では、家庭でハトを飼う文化が取り上げられた際、その文化が根強く残る地域に多い病気の原因を、住民とハトとの接し方から明らかにした医師の研究も紹介されました。医師が医療を提供する地域を理解することは、診察する患者さんの背景を知るだけにとどまらず、時には病気の 原因解明や予防につながることを知り、地域に根差した家庭医を目指している私にとっては、地域医療の可能性を広げる新たな視点を得た思いでした。

学生の学びやすさを最優先したカリキュラム

3年次までは、座学中心の授業で某礎を学びます。それだけに、1年次の10月から約半年をかけて取り組む解剖学実習は強く印象に残っています。もちろん、人体の解剖は初めての経験。1体のご献体に対し、4~5人の学生が解剖の手技を実践しつつ、座学で学んだ体内の構造、各臓器の大きさ・形・位置などを自分の目で確かめ、神経や血管 の張りめぐらされ方も理解していきます。医学の某本となる授業ですが、この実習を1年次という早期に行うのは自治医大の特徴です。

このような実践を重視したカリキュラムは、大学が編成したものであることはいうまで もありません。しかし自治医大には、教員と各学年数名ずつの学生が教材やテスト期間について話し合うカリキュラム連絡協議会という組織があります。私も所属するこの委員会は月に1度開かれ、学生の要望を教員に伝え、その場で改善策を決めることもありま す。当初は大学の柔軟な体制に驚かされましたが、名実ともに自治医大の教育が学生 の学びやすさを最優先にしていることを実感し、学びへの意欲を新たにしました。

栗林完

医学部4年

細 孝幸 広島県立広島高等学校卒業

理学療法の実務経験を経て入学

高校を卒業し、大学で理学療法士の資格を取得し、さらに大学院で学びながらの実務経験を経て、27歳で自治医大に入学しました。デイサービスやデイケアに従事する中で、寝たきりの患者さんを増やさない方法はないものかと考えたことが、医学部を目指したきっかけです。理学療法士は、主に病気やけがの治療を終えた患者さんと関わります が、医師であればその前段階である治療や予防にも関与できるからです。

身体的な障がいがある人の、日常生活に必要な基本動作の回復を図る理学療法学では、筋肉の働きについて深く学んできました。医学部の学びではこれに、臓器、血管、神経などの構造や機能、内分泌や代謝のシステム、さらにそれらを阻害する疾患の原因や治療など、生命に直接関わる領域の知識を加えていく感覚でした。また、自治医大の教育は、リハビリテーションの現場で不十分と感じた多職種連携についてさまざまな授業で 取り上げられ、医学生のうちからその意識を養うことの重要性が感じ取れました。

寝たきりの人を減らすための地域医療を目指す

内臓機能の低下が招く「メタボリックシンドローム」や「生活習慣病」という言葉が認知されてきたのに対し、筋肉や関節、骨など運動機能の衰えから寝たきりや要介護になる「ロコモティブシンドローム」は十分に周知されていないと思われ、現状では医師による予防講座なども前者に関することが大半だと考えます。しかし、人間が生活の質を保っためには、運動機能の維持・向上が不可欠であることはいうまでもありません。
自治医大で学び、理学療法の視点を持つ医師になることが私の目標。そして地域社会に深く関わり、多くの人が生涯にわたり自分の意思で起きたり歩いたりできる医療を提供 するとともに、そのための仕組みづくりに貢献したいと考えています。

藤村亮

医学部6年

佐橋 篤佳 愛知県立滝高等学校卒業

子どもの障がいを個性とし、長所に変え得る医療

5年次3学期からの選択必修BSLは、小児科と精神科、そして児童精神科を選択しました。中でも児童精神科に強い興味を持ち、指導の医師と患者さんを診察したり外来診療を見学したりしました。

児童精神科は、障がい者医療に関心を持って選択した精神科の病棟実習で出合った、同診療科の一分野です。ここでは、患者である子どもの完治を目指さないという点に惹かれました。自閉症やADHDも個性の一つと考え、その子の成長や発達を見守るのです。病気を治せるようになるために学んできた私には、疾患を長所に変え得るという点で 医療に対する新たな視点を持ちました。児童精神科医において医師が力を入れて取り組むのは、障がいのある子どもを取り巻く環境の調整です。そのため子どもの家族と共に、 長期にわたり寄り添うことが求められます。医療が病院の中では完結せず、学校や行政との連携も必要になり、その点は自治医大が掲げる地域医療と通ずるものだと思います。

学べば学ぶほど知った医学の奥深さ

自治医大での学生生活は、いよいよ最終年次。学べば学ぶほど分かったのは医学の奥深さです。入学時に目指した、地域に根ざして何でも診る“普通の医師”になるために、いかに多くの知識や経験が必要かも理解しました。また、今になってふと気付いたのは、高校での勉強の大切さです。当時は、大学に合格するための手段程度に考えていたのですが、数学においては問題の中で何が大事かを見極める力を付け、国語においては患者さんの言葉から大切なことを読み解く力を養うという、どちらもこれから医師になる上で求められる能力の源になるものでした。これは、帰省して妹の勉強を見ていた際に思い至ったことですが、無駄な勉強などなく、卒業後も自分を高めるための勉強を生涯続けていくという決意につながりました。

菅原未来

医学部3年

新川 季紗 石川県金沢大学付属高等学校卒業

互いを尊重し合いながら一緒に成長できる学修環境

全都道府県から本宅に集まる学生は、出身地の地域医療に貢献したいという思いを共有しています。地域の事情はそれぞれですが、志を同じくする仲間に囲まれて学んでいるため、入学当時の初志を見失うことはありません。全学生が寮での生活を共にしていることもあり、不得意な分野を補完し合いながら授業や試験を一緒に頑張ろうという連帯感が自然と芽生えています。

一方で互いの自習法や学修のペースを尊重し合う雰囲気もあり、私も丁寧な理解が必要と考えたときは自室で一人きりになり、特定のテーマに集中し自習しています。私にとっては、申し分のない学びの環境が提供されている、最適な学修環境といえます

城戸信二

医学部4年

石嶋 貴 埼玉県筑波大学付属高等学校卒業

知識の土台を固めた上で学びの世界を広げる

3年次まで、授業の大半は医学の基礎を学ぶ座学が中心です。理解して覚える内容が質・量とも高校までの比でなく、当初は戸惑いを覚えました。
医学に馴染んできたのは、入学までに経験した英語や数学の学び方に似ている点を見いだしてから。基本的な知識の土台を固めた上で、身に付けた知識を活用して学びを発展させるプロセスが、私には文法や単語を覚えてから読解や作文に進む英語や、定理や公式を理解したで応用問題に取り組む数学と共通していたのです。4年次からは、患者さんと接するBSLに取り組んでいます。臨床の場で多くの知見を得られるよう、これまで以上に知識の土台を強固にしたいと考えています。

コ野隼人

医学部6年

松村 悠香 栃木県佐野日本大学高等学校卒業

教科書を超えて学び理想の医師像に近づきたい

4·5年次のBSLで、患者さんの多くは複数の病気にかかっていることを知りました。教室では、病気ごとに症例や治療法を学びます。しかし実際は、一つの病気に特定して治療できるとは限りません。私はBSLを通して、授業で学んだ知識を患者さんの現実につなげようと努めました。そして何よりも勉強になったのは、患者さんとの接し方や、治療法を選択する思考のプロセスという、座学では得られない経験ができたことです。
私が理想とする医師は、地域の人の病気を治すだけでなく、より良い生涯を支えられる「寄りそ医」。BSLでの知見は、理想とする医師像に近づくため、学ぶ気持ちを新たにしてくれるものでした。