医学部
School of Medicine
機能生化学部門
Functional Biochemistry
講座名
医学部 |
生化学講座 機能生化学部門 |
---|---|
医学研究科 |
博士課程 人間生物学系 生体分子医学 分子生化学 |
講座・部門紹介
生化学講座機能生化学部門は、生命を化学的に理解する為の様々な研究・教育を行っています。教育では、医学部学生を対象に基礎医学における「生化学」の講義・実習を担当しています。講義・実習を通じて、高校までの生物・化学の知識から発展し、生命現象を維持するメカニズムや、その破綻が病気の根幹にあることを理解できるようにと考えています。基礎医学という基盤を持つことで、その先にで学ぶ臨床医学へと繋がります。
大学院教育では、循環器領域の疾患に着目し、バイオインフォマティクス(in silico)から、iPS細胞(in vitro)、動物モデル(in vivo)を利用し、多角的な研究を展開しています。その中では生化学だけでなく、生理学実験なども行うことで、マルチスキルな研究者の育成に取り組んでいます。臨床系の大学院学生も受け入れており、活発な明るい雰囲気にあふれています。
スタッフ
研究紹介
当部門では、大きく分けると4つの研究テーマが行われています。
まず、ミトコンドリアに関連して、遠藤が中心となりこれまで進めてきた、機能未知のミトコンドリア膜タンパクの解析に関するものと、魚崎がミトコンドリア心筋症の疾患iPS細胞を用いた研究から見出してきた、ミトコンドリアの機能制御に関する研究があります。魚崎はさらに心筋細胞の成熟がどのように制御されているのかという理解から、iPS細胞から分化誘導して得られる心筋細胞へと応用する研究を行っています。さらにiPS細胞や動物モデルを用いて、難病である心筋症の理解と治療法開発に関する研究へと発展させており、治療法開発では遺伝子治療にも取り組んでいます。一方、坂下はRNA制御を基盤とした疾患研究と関節リウマチ再燃における分子マーカーや層別化手法の構築を進めています。
教育担当分野
- 基礎医学「生化学」講義・実習
- 基礎医学「病態生化学」講義
- 総合教育必修「生命科学」講義・演習・実習
- セミナー「実践生化学実習」「基礎医学演習」「分子生物学基礎実習」
- 基礎臨床統合講義
関連組織
- 大学院医学研究科 博士課程 人間生物学系生体分子医学分子生化学
連絡先
生化学講座 機能生化学部門
Tel: 0285-58-7322 (ダイヤルイン)
Fax: 0285-44-1827
email: kinouseika@jichi.ac.jp