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学生VOICE

学生VOICE

酒井 萌花

医学部2年

酒井 萌花 山形県立山形東高等学校卒業

"驚異の同級生"と学ぶ刺激

自治医大で学ぶことは、全てが新鮮です。知の世界の広がりを感じつつ、高校の勉強ともつながっています。例えば、医学の圧倒的な知識量を修得する上で、国語で身に付けた長文読解力は欠かせず、今後患者さんと接する際のコミュニケーションの土台にもなると思います。また数学においては、空間認識の重要性を解剖実習で痛感しました。
自治医大では1年次に解剖実習があり、私は入念に予習してご献体に向かいました。しかし、いざメスを入れてみると臓器や骨は分かっても、血管や神経が判別できません。予習で繰り返し見た平面図での理解を、人体の立体構造に置き換えられなかったのです。ところが、同じグループに血管や神経の走向を正しく指し示せる仲間がいて、その空間把握力に驚かされました。同級生が持つ力に驚異を感じたのは初めての経験。高校までは、私より勉強ができる同級生に感心することはあっても驚くことはありませんでした。その点、全都道府県から集まってきた自治医大の学生には、教科書や参考書の理解度では推し量れない能力の持ち主がいます。そうした仲間と目標を共有して一緒に学ぶことは刺激が絶えず、体験したことのない充実感に満ちています。

明確な目標を得た地域医療体験

1年次の夏休みに参加した地域医療の体験実習は、目指す医師像をはっきりさせる経験になりました。持てる知識や技術を発揮して病気やけがを次々に治療するという、入学前に抱いていた医師像はテレビなどから得たイメージに過ぎませんでした。現場で活躍する同郷の先輩は医療の周辺に自ら飛びだしていき、保健分野の専門家や行政の担当者とも連携して、住民の健康を包括的に考えていました。医療を通して地域づくりといえる活動に力を注ぐ医師の姿は私の明確な目標となり、学ぶ意欲を新たにしました。

伊藤 菜々子

医学部4年

伊藤 菜々子 千葉県江戸川女子高等学校卒業

信頼される医師に求められる幅広い知識

4年生になるとBSL実習が始まり、附属病院にて実際に患者さんと接することになります。また、そのための準備として、ー通りの座学を1〜3年生で修了しました。自治医大に入学する医学生は出身都道府県の地域医療に頁献する臨床医を目指しており、医師になるというモチベーションが高い人が多いです。私もその一人であり、医学を学びたいと勇んで入学した当初、さまざまな学問分野に触れる「総合教育科目」の授業に物足りなさを感じていました。しかし、学内で優秀な先生方のお話を聞いたり、先輩方の働いている様子を見たりしてから、医学だけでなく、さまざまな分野に精通していることの大切さを知りました。例えば先生方との懇談会では、永井学長先生にお話を伺い、医学以外における興味の幅広さに驚かされました。また地域の診療所で働く先輩方が、患者さんの語る仕事や生活に関する話題にも柔軟に対応する様子を目の当たりにし、医師に求められるのは医学の知識だけではないことを痛感しました。地域医療に従事する医師は、社会に広く視線を配り、人間の営みを深く理解することが求められ、幅広い知識が医師としての信頼感をもたらします。「総合教育科目」は、そうした幅広い世界への入口であり、医学と他の学問、医療と社会とをつなぐ授業だったといえます。

1〜3年次に蓄積した知識を活かすBSL

3年生では系統講義の授業が続きましたが、1・2年生で学んできた人体の基本的な構造や機能、各臓器の働き、そして病気についてなど、テーマ別に身に付けてきた知識が一気につながり、相互関係も理解できるようになりました。病気という人体の異常を学んだ上で、改めて正常な状態についての理解も深まり、入学以来学んできたことに一つも無駄がないことを実感しました。4年生ではいよいよBSL実習に臨みます。これまでに学んできた知識や実習での経験を十分に活用し、より良い学びを得るために発揮していきたいと考えています。

奥村 尚稔

医学部6年

奥村 尚稔 京都府京都共栄学園高等学校卒業

卒業後も自己研鑽を続ける力を養う

フリーコース・スチューデントドクター(FCSD)制度の利用は1年次から意識し、4年次にBSLが始まってからは選出されることを目標にしました。5年次修了時点で医師国家試験に合格できる知識レベルが認められFCSD制度の対象になれば、6年次に取り組む研修や実習プログラムを自身で設計できます。私はこの制度を利用し、総合診療医として自身が求める能力を在学中に高めようと考えました。繰り返し読んだ総合診療医に関する専門書の著者である医師がいる施設での実習や、総合診療医に求められる感染症、リウマチや膠原病など免疫系の病気などを中心に、診断学や症例を深く学ぶことを盛り込んだ学修プランを、指導教授と相談しながら設計しました。もちろん、自治医大にもそれぞれの分野で高度な診療や研究をする医師はいます。しかし、医学生であるうちに、できるだけ広い世界を経験しておきたかったのです。また卒業後、一人医師の診療所に勤務しながらも最新の知見に触れ続けながら医療のエビデンスを発信したいと考えています。そのため、カリキュラムとして与えられるだけでなく、自身を計画的に高め続けるために必要な、自己研鑽のための設計能力を養う機会にもなりました。

充実した教育制度を在学中にフル活用

FCSD制度による研修や実習は、6月にスタートし半年間続きます。その前に4月から1カ月間、タイでの海外BSLに臨みます。そこではマラリアやデング熱など、日本では馴染みの薄い感染症や病気の原因となる微生物を学びます。他大学に進んだ友人と話すと自治医大の教育の密度の濃さが分かります。その充実した制度をフルに活用し、私も先輩が築いた「医療の谷間に灯をともす」信念を受け継ぐ医師になることが目標です。

田中 航平

医学部4年

田中 航平 島根県立松江北高等学校卒業

地域医療の現場研修で学んだ
BSLに取り組む心構え


自治医大では1年次から夏季休暇を利用し、出身県の現場研修に参加できます。私は1年次に離島、2年次は山間部にそれぞれある病院、3年次は一人医師の診療所と、地域医療を支える3タイプの医療施設を見てまわりました。年次が上がるごとに、医師や看護師が交わす会話の内容を理解できるようになったのは、座学を重ねて知識が蓄えられたからです。

地域医療を担うためには、病気や治療に関する知識だけでは十分といえず、患者さんの日常生活への理解と、理解につながる対話力が不可欠であることも分かりました。人との関わりは座学では学べず、人と関わる経験の中でしか学べません。そのことを意識して、患者さんと接するBSLに取り組みます。

錫谷 学

医学部5年

錫谷 学 福島県立福島高等学校卒業

正解が用意されていない
基礎医学の研究に取り組む


3年次に細菌学教室の研究に加わりました。研究対象はバクテリオファージ。細菌に感染してこれを死滅させるウイルスです。正課とは別に研究を始めた理由は、自治医大に入学する前から基礎研究に関心を持っていたこと。そして何より、正解が用意されていない課題に対し、ーからプロセスを組み立て取り組み、解を求める面白さにあります。

ここでいう課題とは、薬剤に耐性を持つ病原菌ヘの対応。その細菌をファージで退治し、薬物治療の効果を高めることが究極の目的です。薬剤耐性菌に慟くファージを、卒業までに発見することは困難でしょう。しかし地域医療に従事してからも問題意識を持ち続け、細菌学に関われたらと考えています。

浦山 りか 

医学部6年

浦山 りか 福井県立藤島高等学校卒業

BSLで診療への興味を広げ
医学が持つ多様な力を実感


入学時から関心があった精神科は4年次のBSLで経験。また、5年次に行った小児科にも興味が湧きました。家族などの子どもの背景も考慮する小児科の診療が、社会や環境を含めて患者の総体を診る、私が理想とする地域医療に通じていたからです。そこで5年次3学期の選択BSLは、附属病院併設のとちぎ子ども医療センター、子どもの心の診療科へ。ここで、ストレスを抱えた子どもの一時休養といえる入院生活を見て、一般診療とは違う医学の力を感じ、医療への視野が広がりました。6年次の選択BSLは形成外科を学び直し、地域医療で求められる技術を確かにします。そして国家試験に必ず合格し、一日も早く地元の医療に貢献することが今の目標です。