医学部 School of Medicine

医学部

School of Medicine

環境予防医学

Environmental and Preventive Medicine

講座名

医学部

環境予防医学講座

医学研究科

修士課程 医科学 総合医療科学 予防医科学
修士課程 医科学 臨床連携科学 環境・ストレス医科学
博士課程 医科学 環境生態学系 環境生態医学 環境医学
博士課程 環境生態学系 保健医療システム学 産業保健学

講座・部門紹介

環境予防医学では、生活習慣や環境化学物質などの外的環境要因が人の健康に与える影響について、医学部学生に教育すること、学術的に調査研究することを目的としています。人の外的環境とは、一般生活の室内および室外環境であり、労働者の職場環境です。そのため環境衛生、産業衛生、生活習慣に関して疫学調査を行うこととともに、得られた知見をもとに、細胞および動物実験により、それらの健康への影響と機序の解明を実践しています。また、分子遺伝学的アプローチを駆使し、人の個体差による健康影響の違いとそのメカニズムを明らかにすることを目指しています。医学教育では、学生に何故だろうという疑問から出発する「サイエンスする心」を育てることを目標として、環境医学実習において、各グループが自由なテーマで企画実施する「フィールド調査」の実施に力点を置いています。

スタッフ

教授 市原 佐保子
准教授 三瀬 名丹
講師 池上 昭彦
講師 北村 祐貴

研究紹介

環境予防医学は、環境要因が引き起こす健康障害やその作用機序を明らかにし、疾病を予防するための学問です。その研究対象は多彩であり、また、研究方法も疫学的方法や実験的方法を含む総合的なものです。近年、環境化学物質による循環器系への影響が注目され、「Environmental Cardiology」(環境心臓病学)という新しい分野が提唱され、環境化学物質による心血管系臓器へのリスク評価や毒性の作用機序の解明が待たれています。当部門では、動物モデル・培養細胞・ヒト調査等を用いて、生活や労働環境による心血管系臓器やその他の臓器に対する影響評価や障害のメカニズムに関する研究を中心に取り組んでいます。また、環境化学物質がエピジェネティクス制御に関わり生体影響を及ぼす機序に関する研究も実施しています。さらに、中国、パキスタン、バングラデシュなどの諸外国、並びに日本国内において、生活および労働環境における化学物質や粒子に関する現地調査を国内外の研究者との共同研究で実施しています。

教育担当分野

  • 環境医学(医学部3年生)
  • 環境医学実習(医学部3年生)
  • 大学院共通カリキュラム
  • 大学院医学研究科 修士課程 人体機能学 社会医学概論
  • 大学院医学研究科 博士課程 環境生態学系専攻 環境生態学系1講義I・II 2講義I・II

関連組織

  • 大学院医学研究科 修士課程 総合医療科学専攻 予防医科学
  • 大学院医学研究科 修士課程 臨床連携科学専攻 環境・ストレス医科学
  • 大学院医学研究科 博士課程 環境生態学系環境生態医学専攻 環境医学
  • 大学院医学研究科 博士課程 環境生態学系保健医療システム学専攻 産業保健学
  • 共同利用機器センター
  • 全国機関衛生学公衆衛生学教育協議会

連絡先

電話:0285-58-7336、FAX:0285-44-8465

講座オリジナルサイトへのリンク

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