医学部 School of Medicine

医学部

School of Medicine

再生医学研究部

Regenerative Medicine

講座名

分子病態治療研究センター 再生医学研究部

医学研究科

修士課程 医科学 先端医科学 再生移植医科学
博士課程 人間生物学系 生体分子医学 再生医科学

講座・部門紹介

本研究部は、自治医科大学における再生医学の研究部門として2003年4月に生まれました。
誕生以来、花園が講座を担当し、幹細胞(造血幹細胞や間葉系幹細胞など)を主な研究対象として、げっ歯類はもとよりサル・ブタ・ヒツジなど大型動物を用いた実験を行ってきました。
大型動物の実験は、新しい治療法の開発や、その有効性・安全性の検証にとても有用です。
本研究部には、医学部以外の出身者が多く在籍しており、国際色豊かなところも特徴です。
さまざまなバックグラウンドをもった者が集い、既存の領域にとらわれない包括的・融合的な研究を目指します。

スタッフ

教授 花園 豊
教授(兼)本多 新
准教授 中原 史雄
講師(兼)阿部 朋行
講師(兼)原 弘真
助教 徳山 剛士

研究紹介

2020年のノーベル化学賞にCRISPR/Cas9を用いたゲノム編集法の開発を行った Charpentier博士とDoudna博士が選ばれました。CRISPR/Cas9システムの登場により, 「標的遺伝子部分そのものをピンポイントに破壊(ノックアウト)すること」が出来るようになり, さらには「異常遺伝子部分を正常な遺伝子配列に置き換える」という全く新しい治療「ゲノム編集治療」が可能となりました。

私達はこのゲノム編集技術を使って、遺伝性の血液疾患であるX染色体連鎖重症複合免疫不全症(X-SCID)など遺伝性血液疾患の治療法開発を進めています。さらに治療をより現実的なものとするため、ゲノム編集効率を上げる各種技術開発も行っています。

その一つとして、中原がこれまで行ってきた間葉系幹細胞(MSC)の研究(Nakahara et al. Nature Cell Biology 2019)を活かし、MSCを用いて造血幹細胞におけるゲノム編集効率を上げる研究を進めています。

上記以外にもいろいろな研究を進めています。 またマウスだけでなく、ヒツジやピッグなど大型動物を利用するユニークな研究も進めています。

関連組織

  • 先端医療技術開発センター
  • 実験医学センター

教育担当分野

  • 再生医科学

連絡先

分子病態治療研究センター 再生医学研究部
TEL: 0285-58-7450(受付)
E-mail: saisei@jichi.ac.jp

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