医学部
School of Medicine
ウイルス学部門
Virology
講座名
医学部 |
感染・免疫学講座 ウイルス学部門 |
---|---|
医学研究科 |
博士課程 人間生物学系 生体防御医学 ウイルス・宿主免疫学 |
講座・部門紹介
1972年の本学開学以来、当教室(旧予防生態学を含む)では、真弓忠教授、岡本宏明教授(ともに現、自治医科大学名誉教授)が中心となって、日本を含むアジア地域に多いウイルス性肝疾患を主な研究対象とし、その基礎的・臨床研究を通して、社会に還元し、国民医療の向上に貢献してきました。さらに今後は、これまでの肝炎ウイルスを中心とする研究の継続とともに、ウイルスに対する宿主免疫反応にも焦点を当て、感染因子・宿主因子の両面から、ウイルス感染症の本態解明と感染予防・治療に貢献していきたいと考えております。
そして、これらの研究成果は国内外の学術集会および論文にて発表していきます。
医学部学生および大学院生の教育においては、基礎医学としての「ウイルス学」のみならず、地域医療の実臨床で役に立つ「臨床ウイルス学」の教育を心掛け、research mindを持った医師の育成に努力してまいります。
スタッフ
教授 村田 一素
名誉教授 岡本 宏明
准教授 長嶋 茂雄
講師 仲屋 友喜
助教 小野村 大地
非常勤講師 高橋 雅春
非常勤講師 西澤 勉
非常勤講師 小林 富成
研究紹介
当研究室での主な研究課題を列記する。
- 肝炎ウイルス(A型、B型、C型、D型、E型)に関する基礎研究
各種免疫血清学的測定法並びにウイルス核酸検出法(定性・定量)の開発、ウイルスゲノムの塩基配列解析と遺伝子型分類、ウイルス変異と疾患病態に関する研究、新規肝炎ウイルス株の同定と分子ウイルス学的解析 - 新規ウイルス(GBV-C、TTウイルス)の解析
- アジア諸国(インドネシア、ネパール、タイ、ベトナム、中国、モンゴル等)に於ける肝炎ウイルス感染の実態調査と分子疫学的研究
- 原因不明疾患に関わる未同定ウイルスの探索
- 人獣共通感染ウイルスとしてのE型肝炎ウイルスの感染疫学、感染源・感染経路、並びに宿主域に関する研究
- 感染培養系を用いたE型肝炎ウイルスの増殖機構に関する研究
- ウイルスに対する宿主免疫反応に関する基礎的研究
- B型慢性肝炎に対する新規治療法の開発
以上の研究についての成果を約450編の英文論文として纏め公表してきている(被引用件数合計:約28,600件)。これからも医学・医療に役立つhigh-impactの研究成果を発信し続けて行きたいと考えている。
教育担当分野
- ウイルス学講義・実習
- 免疫学講義
関連組織
- 大学院医学研究科 博士課程 人間生物学系生体防御医学ウイルス・宿主免疫学
連絡先
電話:0285-58-7404
Fax:0285-44-1557
E-mail: immundiv@jichi.ac.jp