医学部
School of Medicine
歯科口腔外科学
Dentistry, Oral and Maxillofacial Surgery
講座名
医学部 |
歯科口腔外科学講座 |
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医学研究科 |
博士課程 地域医療学系 消化器疾患学歯科口腔外科学 |
講座・部門紹介
歯・骨をはじめとして顎・口腔領域が全身の中でどういう役割を担っているか、また顎・口腔疾患が全身にどう影響しているかという視点で疾患を捉えています。①口腔癌、②顎変形症、③口腔粘膜疾患、④摂食嚥下障害、⑤口腔インプラント治療、⑥唇顎口蓋裂および⑦全身性疾患と口腔疾患との関係を主体に診療・研究を行っています。特に、口腔癌の診断と治療、機能的再建による咬合機能の回復、顎変形症(唇顎口蓋裂術後を含む)の外科的顎矯正治療に関する臨床研究および口腔粘膜疾患の診断、治療、全身性疾患との関係についての検索は、当科の最も大きな課題です。また、口腔機能と脳機能との関係も重要な研究です。
教室員は、常勤23名、非常勤・大学院を含めて全80名で、年間に新患約5400名、外来手術約1000件、全麻手術約260件の診療を行っています。院内の臨床各科との連携は密であり、特に放射線科とは放射線治療カンファレンス、形成外科とは口蓋裂共同診療、緩和ケアチームへの参加、NSTチームへの参加など連携医療を積極的にしています。
医師派遣は、栃木、茨城、埼玉、神奈川の4都県、6病院に行っており、各地域の歯科口腔外科医療に貢献しています。
スタッフ
研究紹介
研究面では、口腔癌に関しては画像診断(特にPET、エコー)、腫瘍間質反応と予後との関連性、化学放射線療法、顎骨の機能的再建、術後の口腔機能回復およびリハビリ、口腔機能と脳機能賦活、に関する研究を行っています。特に、顎骨切除後の機能的再建を行い、インプラント治療を含めた口腔機能の再構築システムを研究しています。顎変形症に対しては仮骨延長術を用いた新しい治療システムの開発に力を注いでいます。口腔粘膜疾患に関しては、病態の解明、診断、治療、について系統的に基礎研究を行っています。口腔機能に関しては、舌癌・口底癌の切除手術に際し、手術前後および構音リハビリ後にfMRIを用いて高次脳賦活部位を同定しています。
基礎的研究として、摂食による抗不安作用の機構の解明およびストレス環境下での咀嚼器官の活性化による全身性ストレス減弱機構の解明を脳機能を中心に行っています。
教育担当分野
- 総合医療Ⅲ 歯科口腔外科学
- 必修BSL 一般外科Ⅱ「歯科口腔外科」
関連組織
- 大学院医学研究科 博士課程 地域医療学系消化器疾患学歯科口腔外科学