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利益相反

利益相反マネジメント・ポリシーについて

産学官連携活動を推進する過程において、教員が企業等との関係で有することになる利益等が本学の使命や教職員に求める責務と衝突する状態、すなわち「利益相反(Conflict of Interest:COI)」が生ずることになります。
活発な研究活動が行われ、産学官連携活動が盛んになればなるほど利益相反は必然的、不可避的に発生し、日常的にマネジメントを行う必要があります。
このため、本学教職員が安心して産学官連携活動に取り組むことができる環境を整備することを目的として、平成21年4月1日、「学校法人自治医科大学利益相反マネジメント・ポリシー」(246KB) を定めたところです。
利益相反マネジメント・ポリシーは、産学官連携活動を行う上で必ず発生する利益相反状態を大学がマネジメントするための基本的な考え方をとりまとめたものであり、個々の状況等により対応が異なりますので、疑問点や手続につきましては、研究推進課までお問い合わせください。

利益相反の申告手続きについて

①定期自己申告(全教職員対象)

教職員は、毎年4月30日までに前年度分のご本人の利益相反状況を申告してください。

②厚生労働科学研究及び日本医療研究開発機構(AMED)研究

交付決定を受けた研究者(代表者・分担者)は、研究課題の交付申請書提出時または委託契約締結するまでの期間に個別研究課題における利益相反状況を申告してください。 ※この申告は「厚生労働科学研究における利益相反の管理に関する指針」及び日本医療研究開発機構の「研究活動における利益相反に関する規則」において、研究者の所属機関における利益相反マネジメントが求められていることから実施しております。

③臨床研究及び治験

人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく臨床研究にて利益相反が存在する場合、また 治験(治験審査委員会の審査を受けるもの)を行う場合は研究者全員(責任者・分担者)の利益相反状況を申 告してください。
利益相反自己申告書の種類 申告対象者 申告時期
利益相反に関する自己申告書(定期自己申告用) 全教職員 年1回 年度初め
(4月30日まで)
特定目的に係る利益相反に関する自己申告書 厚生労働省科学研究費 研究費交付を受けた研究者(代表者・分担者) 交付申請書提出時または委託研究契約締結までの期間
日本医療研究開発機構(AMED)委託研究開発費
倫理指針に基づく臨床研究 研究責任者
研究分担者
研究協力者
倫理審査委員会申請時
治験 治験実施責任医師
治験実施分担医師
治験審査委員会申請時

臨床研究に係る利益相反について

本学で実施する臨床研究に係る利益相反マネジメントについては、生命倫理委員会に付託された臨床研究等に関するワーキンググループ(以下「ワーキンググループ」という。)で対応しています。

臨床研究に係る利益相反の審査が必要な場合は、下記の書類を揃えてワーキンググループあてご依頼ください。

臨床研究法に基づき実施する「特定臨床研究」の場合

利益相反ワーキンググループへ審査依頼を行う前に、必ず以下の添付ファイルをご確認のうえ、書類の不備がないか予めご確認ください。



  • 研究計画書(プロトコール)
  • 説明同意文書
  • 利益相反ガイダンス様式(様式A~E)(457KB)
  • 研究責任医師及び研究分担医師の利益相反自己申告書(前年度申告用)(※未提出の場合のみ)

  • その他資料
    ※研究計画書において、本研究の資金源が確認できない場合や本学が実施医療機関であることを確認できない場合は、別途これらが証明できる書類

人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づき実施する臨床研究の場合

利益相反ワーキンググループへ審査依頼を行う前に、必ず以下の添付ファイルをご確認のうえ、書類の不備がないか予めご確認ください。



    【本学単独の臨床研究の場合】【本学を主管とする多機関共同研究の場合】

    • 研究計画書(プロトコール)
    • 説明同意文書 または 研究情報公開文書
    • 利益相反チェックシート
    • 利益相反管理基準(様式A:特定臨床研究以外の臨床研究用)

      (※黄色マーカーの欄に必要事項を記載ください。)

    • 特定目的に係る利益相反に関する自己申告書

      (※研究者全員分ご提出ください。2024年5月より捺印不要となりましたので、電子媒体でご提出ください。)

    • 共同研究、受託研究等で企業が関与する場合は、その契約状況等が確認できる書類
    • 研究責任者及び研究分担者並びに研究協力者の利益相反自己申告書(前年度申告用)(※未提出の場合のみ)

    • 学内の参加研究者(研究責任医師及び研究分担医師)が確認できる書類

    【他機関を主管とする多機関共同研究の場合】

    • 主管機関の研究計画書(プロトコール)
    • 主管機関の説明同意文書 または 研究情報公開文書
    • 本学の研究計画書(プロトコール)

      (※令和3年6月30日施行の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、主管機関で一括した倫理審査をし、本学は実施許可の手続きのみの場合は不要です。)

    • 本学の説明同意文書 または 研究情報公開文書
    • 利益相反チェックシート
    • 利益相反管理基準(様式A:特定臨床研究以外の臨床研究用)

      (※黄色マーカーの欄に必要事項を記載ください。)

    • 特定目的に係る利益相反に関する自己申告書

      (※研究者全員分ご提出ください。2024年5月より捺印不要となりましたので、電子媒体でご提出ください。)

    • 研究責任者及び研究分担者並びに研究協力者の利益相反自己申告書(前年度申告用)(※未提出の場合のみ)

    • 学内の参加研究者(研究責任医師及び研究分担医師)が確認できる書類

    審査には、依頼から1ヶ月程度かかります。提出書類に不備がある場合はそれ以上かかる場合もあることから時間に余裕をもってご依頼ください。審査終了後、特定臨床研究の場合は、利益相反ガイダンス様式(様式D)と審査結果通知書を、特定臨床研究以外の場合は、審査結果通知書を発行いたします。
    利益相反の審査手続きについて不明な場合は研究推進課・知的財産管理係あてご連絡ください。

    〔利益相反に関する窓口・書類提出先〕
    研究推進課・知的財産管理係
    E-mail:coi2566@jichi.ac.jp

    関連規則・様式

    学校法人自治医科大学利益相反委員会内規

    学校法人自治医科大学利益相反マネジメント・ポリシー

    学校法人自治医科大学における人を対象とする医学系研究の実施に係る利益相反ポリシー

    学校法人自治医科大学における臨床研究等に係る利益相反についての手順書

    利益相反に関する自己申告書(定期自己申告用)

    特定目的に係る利益相反に関する自己申告書

    「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に対する本学の対応について

    教員業績データベース