看護学研究科
Graduate School of Nursing
教育課程の特色
博士前期課程において、実践看護学分野と地域看護管理学分野で探究してきた教育研究を相補しつつ、深化させて、博士後期課程では、広域実践看護学一分野を置いています。
広域実践看護学分野は、科学的な根拠に基づく看護ケアの開発、その看護ケアを効果的かつ効率的に提供するためのケアシステム、ならびに施策・政策化に寄与する看護学の教育研究を行う分野です。その前提として、個人に提供される看護ケアの質と個人が属する地域のヘルスケアシステムの整備状況や機能性は、相互に影響しあうという考えがあります。さらに、ヘルスケアシステムや看護提供システムを視野に入れつつ、複数の看護専門領域の視座を理解しなければなりません。
ここでいうヘルスケアシステムとは、人々の生命、健康、福祉を守り、生活の基盤となる保健医療福祉サービスを提供する組織化された仕組みです。医療機関などで機能する看護提供システムを包含し、地域、文化、歴史などの特性によって多様性を持っているものです。
本博士後期課程の教育課程は、次の4つの教育研究力を培うために構成されています。詳細は教育課程の構造図と授業科目をご覧ください。なお、標準修業年限は3年で、在籍可能な年限は6年です。